【CIO NovaPort QUAD2 100W】クラファンで応援購入した充電器が届いたのでチェックしてみる。

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CIOの100W充電器をマクアケで応援購入しました。出力100W、USB Type-Cポート3つとUSB-Aポート1つを備えた、高出力・多機能・コンパクトな充電器です。

CIOの充電器は67W出力のNovaPort TRIO2(3Cタイプ)を所有していますが、現在のメインPCであるLenovo IdeaPad Pro 5i Gen9 は100W充電なので、スペック的にはやや力不足でした。それもあり、今回の100Wタイプを応援購入した次第。

製品は2024年12月12日に届きました。当初の予定だと8月~9月くらいに発送されるはずでしたが、量産化が遅れに遅れ、12月になってようやく手に入りました。

前回応援購入したNovaPort TRIO2(3C)は1ヶ月くらいの遅れでしたが、今回は3ヶ月以上遅れたことになります。一消費者としては待たされた感があったことは否めませんけど、クラファン出資者としてはプロジェクトの進行を暖かく見守るくらいの気持ちが必要です。

小生は充電器回収割を利用。購入価格は6,480円でした。

Amazonでの一般販売も始まりました。

開封

パッケージはこんな感じ。今回はブラックを応援購入しましたが、ホワイトのカラーバリエーションがあります。

出力の一覧が書いてあります。4ポートありそれぞれの組み合わせを表記してあるのですごい情報量!

これを見ても分からないので後で検証しつつまとめます。

PSEマークも付いてます。

内容物はこんな感じ。

各部をチェック

本体サイズは60 x 54 x 32mm、重量は190gです。シボ加工も健在。このシボ加工の精度を上げるために製品化が遅くなった面もあるそうです。

4ポートが隙間なく並んでいます。USB-Aポートは地味に使用機会があるんですよね。USB-Aケーブルしか手元にない!!ってときとか、まだわずかに残っているmicroUSB機器を充電するときとか。

後述するとおり、複数ポートを使用する場合はポートによって最大出力が変化します。ポート名は上から、C1、C2、C3、Aとします。これも後述しますが、複数ポート使用時は基本的にC1ポート(一番上のType-Cポート)への出力が優先されると思っておくのがよさそう

ACコンセントプラグは収納式。壁に接する面がラウンドしていた従来モデルからデザインを刷新し、面が平らになりました。これにより、壁コンセント接続時の安定性が増しています。

底面にはすごい量の情報がwシボのある黒地に茶色っぽい字なので肉眼ではほぼ見えませんwここは白など明度の高い色で表記すべきでしょう。そうでなければここに情報がある意義が薄れてしまいます。

NovaPort Trio2と比較

左がNovaPort Quad2 100W、右がNovaPort Trio2 67Wです。充電ポート数の違いの他に、出力が大きく違うため、本体サイズもかなり異なります。

厚さはQuad2が32mm、Trio2が30mmなのでほぼ同じ。

先ほども書きましたが、いずれの充電器もバージョン2となって、コンセント接地面がフラットとなりました。実際に使ってみても安定性がしっかりとあるように感じます。

充電性能をチェック(1ポート)

100WでPC周りの充電問題を解消!"NovaPort QUAD2″|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス

急速充電早見表を見つつ充電性能をチェックします。

まずは1ポートから。C1~C3のどのポートでもスペックいっぱいの100W出力ができるはず。

まずはAnker Solix C300への給電を試してみました。表示あるとおり、96Wで給電できています。単ポートでの出力は問題なし。

ケーブルはアドテックの100W給電可能なものを使っています。

C3ポートでテストしていますが、100W仕様なLenovo IdeaPad Pro 5i Gen9への給電も問題なし。

ちなみに60Wのケーブルを使った場合は、当然ながら60W近くまでの給電となります。

ところでキュウデンといえば水カンのバッキンガム!ですよね~

充電性能をチェック(2ポート)

2ポート使用だと、最大出力は67Wに制限されるとのこと。実際はどうでしょうか。

PCとスマホをつなげた状態。ある意味この組み合わせで使うことが一番多いんじゃないかと思うのですが、PCへの給電は約62Wまで下がりました。このPCは60Wを下回ると低速充電のアラートが出るみたいなので、ギリ運用には問題ないレベルかと。

充電性能をチェック(3ポート)

ここから条件は厳しくなります。先ほどの表をもう一度見ておきましょう。

100WでPC周りの充電問題を解消!"NovaPort QUAD2″|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス

3ポート使用時は、USB-Aポートを併用するか否かで、最大出力が変わります。Type-Cポートのみだと最大出力は45Wになり、C1orC2、C3ポート、Aポートという組み合わせだとC1orC2の最大出力は65Wが維持されます。

Type-Cポート3つでテストしてみると・・・なんとPCへの出力がゼロになってしまいました。チェッカーの表示は20V0Aとなっています。この組み合わせだとPCには最大45Wの入力ができるはずですが、もしかしたらPC側で電力不足として入力をシャットアウトしているかもしれませんね。

さっきのテストではPCへの入力をC3ポートで行っていたので、C1ポートに変えて再チェックするも結果は変わらず

C2から出力していたスマホへの充電をAに変えてみました。C1、C3、Aが使用されている状態です。

この状態だとPCには問題なく65Wが行きました

ここまでの結果だと、PCを充電したいときはType-Cポート3つともフルに使うのはやめた方が良いかも・・・?

充電性能をチェック(4ポート)

100WでPC周りの充電問題を解消!"NovaPort QUAD2″|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス

4ポート使用時はこんな感じ。C1とC2は比較的大電力が供給されますが、C3とAはトータルで15Wとなります。実際はどうでしょうか。

まずはこちら。PCへの入力はC3ポートになっていて、最大15Wに制限されてますので充電できる電力ではありません。チェッカーの表示は5V0Aと表示が出ています

PCへの入力をC1ポートに変更して再度テスト。PCには55Wくらいの入力ができています。充電器的には65Wが供給されるモードになっているっぽいです。

やれやれ一安心、と思いきや、一つ疑問が浮かびました。先ほどのCポート3つを使ったテストではPCへの給電ができなくなっていましたけど、それにAポートを加えた4ポート全部使うと給電ができるってどういうことでしょう????

先ほどの状態からAポートのケーブルを抜いてみると・・・PCへの給電は止まってしまいました。NovaPort QUAD2のモードが変わっているためと思われますが、ちょっと解せない挙動ですね。

まとめ

3ポート以上の同時使用時にはPCへきちんと充電できているかチェックした方がよさそう。ともあれ、このサイズで100W給電ができる非常に頼もしい充電器です。

ちなみにこれはIdePad付属の100W充電器。サイズはかなり違います。コンパクトな充電器を知ってしまうと、これを持ち運ぶ気にはならないですね。

CIOの初期の充電器は壊れやすいとのレビューや画像が結構上がっていますが、バージョン2となりそのあたりの堅牢性も期待したいところ。今後も気づいたことがあれば報告します!