スーツケースのタイヤを直したい!後編
さて通販でタイヤを調達したので、必要な資材はボルトナット、そしてステンレス鋸のみ。
買ってきました。オレンジのスーツケースのタイヤは内径が6mmなのでM6の半ねじを、グリーンの方は8.3mmなので、M8の半ねじをチョイス。鋸はブレードのみを買いました。安物ですがスウェーデン製です。
切断したのはこの部分。軍手をはめ、テレビを見ながら気長にギコギコ。
タイヤとシャフトが外れました。
なんと!ピンボケ写真になってしまいましたが新しいタイヤを取り付けました。新旧のタイヤサイズを比較すると、こんなに違います。ハンマーキャスター社のタイヤのなかで、幅がこのサイズだと直径がこれより大きいものが無かったのですよね・・・
このまま、スーツケース本体に取り付けられればよいのですが・・・そうは問屋がおろさず・・・
ボルトが65mmの長さのものだったため、タイヤハウスを本体に取り付けるための隙間に入りません。仕方なく、いったんタイヤを外し、タイヤハウスをスーツケース本体に取り付けてからタイヤを取り付けるという作戦に。しかも、ナットを通す隙間がなく、結局ボルトを通したのみで作業終了。いわゆる現物あわせの結果こうなってしまいました。まあかなりキツキツなので、ボルトが抜け落ちる気配はなさそうですが。
外観はこんな感じ。真新しいタイヤが美しい!外に持ち出すのが惜しいくらいです。
もともとのタイヤより10mmほど直径が小さいタイヤを取り付けたため、本体からはこれくらいしか出っ張りません。スムーズに持ち歩けるか心配ですが・・・
わずかに傾けるだけでタイヤが地面に接するので、実用上はまったく問題なし!
さてグリーンのスーツケースも同様にタイヤを取り替えました。
オレンジと同じく、ステンレス製のシャフトを鋸で切断。とはいえこちらはタイヤが外にむき出しになっているので鋸を挽くのも簡単。数分でシャフトを切断することができました。
タイヤとシャフトの新旧比較。写真で分かるとおり、新旧でタイヤの内径、そしてボルトの直径が違うのです。
古いタイヤのシャフトは恐らく直径6mm程度と思われ、今回通すボルトの直径は8mmのため、新しいボルトが太すぎて入りません。そこでまた現物あわせで土台の穴を大きくします。リーマーなんて便利なものは持っていないのでラジオペンチでごりごり。ちょうど良いサイズに加工しました。
ボルトを通し、抜け防止のためにナットを2つ締めこんで完成!
というわけで、若干苦労しましたがなんとかスーツケース2つを修理しました。スーツケースといってもタイヤ付近の構造はさまざまなので、ネットの情報を参考にしつつも自分のスーツケースに合った修理法を考える必要がありました。お分かりのとおり、タイヤが本体から突き出しているタイプの方が修理は簡単です。さてこのスーツケース、あと10年は戦えるでしょうか・・・?
おわり。















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