素性のよく分からないAnker Solix C1000 Plusを買ってみたレビュー!Gen2とのスペック比較も【ポタ電】

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新しいポータブル電源を買いました。Anker Solix C1000 Plusです。

AnkerにはSolix C1000 Gen2という非常に近いスペックのポタ電もあります。スペックを比較しつつ、C1000 Plusの詳細を紹介します。

Solix C1000 Plusとは

公式サイトによるスペックはこんな感じ。日常使いにはややオーバースペック、キャンプする人にはちょっと物足りない、1,024Whという容量ですが、防災用途にはこれくらいがちょうど良いのではないかと思っています。

ちなみにAnkerにはSolix C1000 Gen2というモデルもあり、こちらも容量は1,024Whでスペックもほぼ同じ。ですが、C1000 Gen2の方は公式サイトはもとよりAmazonなどのECサイトでも広く販売されています。公式サイトには特設ページもあり、C1000 Gen2を積極的に売りたいAnkerの戦略が見て取れます

一方でC1000 Plusの方は、公式サイトはパッとせず寂しい感じであまり積極的に販促している感じがありません。そして2026年5月現在で売り切れ表示が出ています。さらに販路限定という謎の文字も。ですがどこで販売しているかという公式情報はどこにもありません。

Xなどの情報を総合してみると、Plusはどうやらコストコで販売されているようです。通常は59,800円で販売されていますが、セール時には47,800円で販売されたこともあるようです。

1,000Whクラスのポータブル電源が60,000円を切って販売されているだけで破格なのに、セール時には50,000円を大きく下回るプライスタグを出してくるとは・・・コストコ・・・恐ろしいところ・・・

ちなみにC1000 Gen2の方は、Amazonセール時には64,000円で販売されることが多いようですが、過去最安値は昨年11月のブラックフライデーセールで54,910円でした。過去最安値でもコストコ47,800円のPlusの方が圧倒的に安価です。

思わずC1000 Plusを買いそうになりましたが、安いなりの何かがあると嫌なので、もう少ししっかりと調べることにしました。

PlusとGen2スペック比較

まずはPlusとGen2の性能の比較をしておきます。

Solix C1000 Plus比較Solix C1000 Gen2
型番A1765A1763
容量1024Wh同じ1024Wh
AC 入力電力(通常モード)最大 1200W同じ最大 1200W
AC 入力電力(パススルー)最大 1500W同じ最大 1500W
AC 入力電力(超急速充電)最大 1500W同じ最大 1500W
ソーラーパネル入力11-28V ⎓ 8.2A ; 28V-60V ⎓ 14.5A (最大 600W)同じ11-28V ⎓ 8.2A ; 28V-60V ⎓ 14.5A (最大 600W)
シガーソケット出力12V ⎓ 10A同じ12.6V ⎓ 7.15A, 90W
AC 出力電力4口
15Aアース有り3口
20Aアース有り1口(SurgePad表示あり)
100V〜15A、50Hz / 60Hz
単ポート 1500W
合計最大 1700W
口数→Gen2
最大W→Plus
5口
15Aアース無し
100V〜15A、50Hz / 60Hz
単ポート 1500W
合計最大 1550W
USB-A 出力5V ⎓ 2.4A (最大 12W)同じ5V ⎓ 2.4A (最大 12W)
USB-C 1 出力5V ⎓ 3A (最大 15W)同じ5V ⎓ 3A (最大 15W)
USB-A および USB-C1 の合計最大 20W同じ最大 20W
USB-C 2 出力5V⎓3A / 9V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓3A / 20V⎓5A / 28V⎓5A (最大 140W)Plus5V ⎓ 3A / 9V ⎓ 3A / 15V ⎓ 3A / 20V ⎓ 3A / 20V ⎓ 5A (最大 100W)
USB-C 3 出力5V⎓3A / 9V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓3A / 20V⎓5A / 28V⎓5A (最大 140W)Plus5V ⎓ 3A / 9V ⎓ 3A / 15V ⎓ 3A / 20V ⎓ 3A / 20V ⎓ 5A (最大 100W)
UPS(切替時間)10ms (ミリ秒)同じ10ms (ミリ秒)
動作温度(機器への給電時)-20°C ~ 40°C同じ-20°C ~ 40°C
動作温度(本製品の充電時)0°C ~ 40°C同じ0°C ~ 40°C
サイズ約 38.4 × 20.8 × 24.4 cm同じ約 38.4 × 20.8 × 24.4 cm
重さ(本体のみ)約 11.3 kg同じ約 11.3 kg
SurgePad対応
接続機器の定格消費電力が 1700W を超えたときに自動でオンになり、最大 2000W までの定格消費電力の機器を稼働させることができる
Plus非対応
保証ほか最大5年保証
リン酸鉄リチウムイオン電池
10年長寿命・4000回サイクル
同じ最大5年保証
リン酸鉄リチウムイオン電池
10年長寿命・4000回サイクル
カラーオフホワイトのみGen2ダークグレー
オフホワイト
発売開始時期2025年10月頃Plus2025年5月22日
税込み定価109,900円Gen299,990円

PlusとGen2の情報を表にまとめました。この表の情報は、全てAnker公式サイトから引用したものです。

Plusは実機レビュー記事がまったくないせいか、比較サイトなどをいろいろ見たんですけどAIが作ったような記事ばかりだし、間違った情報も結構出てきます。それに嫌気が差したので、自分でまとめようという気になりました。

閑話休題。表にまとめてみると、基本的なスペックはほぼ同じです。本体サイズや重量も全く同じことから、両者は内部の構造も含めほぼ同じで、出力の違いはソフト的に制御されているのではないかと思います。

右がC1000 Plus、左がC1000 Gen2です。見た目は若干異なるものの、正面上部中央にモニター、その左にUSBポート群、下部にACポート群、本体向かって右側にシガーソケットがあるというレイアウトはほぼ同じ

C1000 Gen2の1つ前の世代、C1000と比較してみると、Plusとは結構違うことが分かります。大きな違いはシガーソケットの位置で、無印では正面にあります。本体右側面のポートは、拡張バッテリーポートです。また無印に搭載されている前面のLEDライトは、Gen2やPlusでは省かれています。

これらを総合すると、PlusはGen2の兄弟モデルで、無印からは大きくレイアウト変更になったモデルと言えます。ネットには無印の兄弟モデルとしてPlusを紹介しているのも見られますが、これは全くの見当違いではないでしょうか。

C1000 Plusに決定したポイント

ここまでいろいろと調べて、どうやらC1000 Plusを選択しても特に問題なく、ほぼC1000 Gen2と同じ感じで使えるのでは、ということが分かってきました。Plusを選んだ決め手は次のとおり。

購入価格

前述のとおり、Gen2の過去最安値は54,910円ですが、このセール価格は1年間にたぶん1回くらいでしょう。一方でPlusはコストコ通常価格が59,800円ですが、誰かに買ってきてもらえれば手間賃を上乗せしても52,000円程度で手に入ります。Plusの方が価格面で優位です。

ACコンセントの出力

いずれの機種も1口で最大1,500W給電可能ですが、Gen2は合計で1,550W、Plusは合計で1,700Wの給電が可能で、Plusの方が出力に余裕があります。

白いガジェットが好きだから

最近は視認性の観点から白いガジェットを選びがちな小生。Gen2はダークグレーとオフホワイトのカラバリがありますが、なぜかオフホワイトの方がセール価格が高いです。カラバリのためとはいえ数千円~1万円近く高いカラーを選ぶのには、さすがに二の足を踏みます。

一方でPlusのカラバリはオフホワイトのみ悩む必要はありません

Anker公式サイトで延長保証対応

これも重要なポイント。Ankerのポタ電は通常18ヶ月の保証がありますが、公式サイトで登録することで最大5年まで保証を延長してもらえます。登録するためには当然ながらAnker側で対応機種に設定されている必要がありますが、ちょっと素性の分からないC1000 Plusが万が一対応していなければ、購入は見送らねばなりません。

念のためチェックしてみると、このように製品が出てきたので対応機種には入っていることが分かりました。ただ検索する際、C1000やPlusではなぜかヒットしないので、製品型番であるA1765521を入力する必要があります。

2,000Whクラスのポタ電にしないのは?

製品価格もさることながら、2,000Whクラスのポータブル電源は重量が20kg近くになってしまい、さすがに持ち歩くのに躊躇します。

さらに、ソーラーパネルで1日中(実質可能なのは9時~15時くらいの6時間くらい)充電しても、2,000Whの大容量のうちたぶん15%くらいしか充電できません。災害時用の電源として考える場合は、ソーラーパネルでそこそこ充電できる容量のポタ電にしたほうが、バランスの良い運用ができそう、という判断からです。

前置きがとっても長くなりました。結果としてはC1000 Plusをとある方にコストコで買ってきてもらい、手間賃をプラスして約52,000円で手に入れました。

開封

Solix C1000 Plusの箱はこんな感じ。すでに所有しているC300と同じ色合いの箱です。

上部のダンボールを1枚開けると、こんなメッセージが。

その下には、クイックスタートガイドと安全のしおりが入っていました。紙の取扱説明書は入っていませんでしたが、クイックスタートガイドも含め公式の製品サイトからダウンロードできます。

黒い緩衝材を取り除くと、C1000 Plusが出てきました。

C1000 Plusを取り出しました。付属品はクイックスタートガイドと安全のしおりのほか、電源ケーブルとカーチャージャーが。

各部チェック

C1000 Plusの各部をチェックしていきます。

前面はこんな感じ。中央はフルカラー液晶で、その右側に電源ボタン、左側にUSBポート群。下部にACポート群があります。

USBポートは左から、USB-A、Type-C1~3。C1は最大15WでAポートと合計で最大20W、C2とC3は単独で最大140Wの出力が可能です。Gen2はC2とC3が最大100Wなので、Plusにアドバンテージのあるポイントです。

文字の色がさり気なさすぎて、ちょっと見にくいですね。

電源ボタンの右下に、リセットボタンがあります。

あ、デフォルトの画面保護フィルムは残し、青いタブだけ切り取ることにしました。この記事では切り取り前後の写真が入り混じりますが悪しからず・・・

下部のACポートはいずれもアース付き3極で、右端はSurgePad対応最大2,000W可能なポートです。Gen2はACポートが5つとPlusより1つ多いですが、SurgePad非対応です。

天板はこんな感じ。左右のハンドルで持ち歩く仕組みです。

正面右側面にはシガーソケットがあります。

ソケットはやわらかいシリコン製の蓋でカバーされています。

シガーソケットの上部にあるスリット内には、ファンが2基搭載されていました。こちらは給気口になります。

正面左にはAC充電ポート、過負荷保護ボタン、カーチャージャーやソーラーパネルで充電するためのXT60ポート。

その上のスリットは排気口で、反対側のファンで吸い込んだ空気を熱とともに排出する設計です。

過負荷時には保護ボタンが飛び出し動作が停止します。接続した家電などを外すなどして過負荷ではない状態にしてから、ボタンを押し戻すことで通常状態に戻るそうです。

背面にはシールのみ。

シールのアップ。100%充電で保管できる旨が記載されています。

底面にはゴム足と情報シール。

シールのアップ。技適マークも入っていました。スマホとBluetoothで接続してアプリで制御したりするので、技適は必須です。

電源ケーブルとカーチャージャー

電源ケーブルはアース付き三極(IEC C13)ケーブルです。コネクタは汎用規格なのがありがたいですね。

ケーブルの長さは1.2mですが、1,500Wを安全に通電させるためか相当太く、ずっしりとしたケーブルです。

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汎用AC電源ケーブルの良いところは、なんといっても入手性の良さです。このように汎用品が流通していますから、万が一の断線や紛失にも対処できます。ACアダプタだと専用品になるので、こうはいきません。

純正カーチャージャーが付属しているのは良いですね!C300はカーチャージャーが付属しないので、わざわざ買ったんですよ・・・

Anker純正ケーブルなのでXT60コネクタにAnkerのロゴ入り。ケーブル長は約3m。

シガープラグ側にガラス管ヒューズが入っていました。

ヒューズには20A250Vの刻印がありました。20A(アンペア)、250V(ボルト)まで流せるヒューズ、ということになります。

クルマの電装品は12Vや24Vなのに250Vはオーバースペックなのでは、と思うのですが、管ヒューズはもともと家電製品(日本だと100V)用のヒューズをクルマに流用した、という歴史的な経緯があるそうです。下記のサイトによると、クルマの場合はヒューズは電流(A:アンペア)で切れると考えて良く、250Vという表記は気にしなくても良い、とのこと。

C300とサイズ比較

もともと持っていたSolix C300を横に置いてみました。

サイズ感としては、C300はC1000 Plusの1/3暗いという感じ。天板のカーボン風の模様は同じです。

C1000 Plusはホワイトでちょっと可愛く、そのへんに置いておいても違和感がないですが、思わず腰掛けないように注意w

C1000 Plus本体の充電

ACコンセントから充電

基本であるACコンセントからの充電をチェックします。充電開始時の残容量は32%。どうして32%かというと、実はこのあとに紹介するC300からの充電の検証が終わったあとに、この検証を始めたからw

特に何も設定しなくても、コンセントから1,233Wの電力を受けています。なんという大電力!

超急速充電をオンにすると、デフォルトで1,200W程度の給電が最大1,500Wの給電に上げることができます。この設定は本体でもアプリでも行えます。

超急速充電をオンにすると、1,200Wを超えた1,326Wでの給電となりました。なお超急速充電は内部バッテリーに負担を掛けるため、コンセントを抜く度にオフに切り替わるそうです。

96%まで充電できました。この時点でも電力は落ちていません。本体内部温度は45℃を超え、ファンはずっとうるさいくらいに回っています。サーキュレーターやハンディ掃除機を使っているときくらいの騒音です。

98%になり、AC入力は900Wくらいに少し落ちました。内部温度は45℃のままですがファンの回転数がなぜか急激に落ちました

100%まで充電できました。だいたい40分で32%から100%に充電できたことになります。素晴らしい爆速です。

ちょっと気になるのは、充電完了してファンも止まったこと。まだ内部は46℃もあるので、たとえC1000 Plus自身の電力を使ってでももう少しファンを回しておくべきかと思うのですが・・・

ファンの回転数は、内部の温度ではなくAC入力の電力量で決まっているようですね。まあファンをもっと回すべきというのは素人の考えですし、設計的には問題ないのかもしれません。

C300から充電

C300のシガーソケットからカーチャージャーを使ってC1000 Plusに給電してみます。C1000 Plusの残容量は13%、C300の残容量は100%でスタートしました。

C300は111W送っていますが、C1000 Plusは100Wで受けています。変換ロスが10%程度出ていますけど、この程度の変換ロスは普通なので仕方がありません。

C300が残容量5%になったところで、C1000 Plusは31%まで充電できました。このまま給電を続けます。

C300の残容量が1%になったところで給電は自動停止しました。結局C1000 Plusは13%から32%になりましたので、19%=200Wh弱充電できたことになります。C300の容量は288Whですから、C300のシガーソケットはおよそ70%くらいを他人に給電できる、ということになります。

ちなみに最初はC300のACコンセントからC1000 Plusを充電しようとしたのですけど、これはうまくいきませんでした。C300は一瞬300Wくらいを給電し、C1000 Plusも一瞬それくらいを受けるんですけど、すぐにどちらかのACが遮断される音がして給電がストップしてしまいます。そしてすぐに復旧し、一瞬給電してまた遮断する・・・を繰り返し、充電が続きません。

これは予想ですが、C1000 PlusがMAXの1,200Wくらいを要求するのに、C300は限界の330Wを突破してしまい電力を遮断する、という動作をしているんじゃないかと思います。C1000 PlusがAC入力時にMAXを要求せず、330Wくらいの電力で妥協してくれれば良いんですけどね。

カーチャージャーから充電

クルマの余剰電力から充電する方法は、充電速度はそこまで速くないものの効率の良い充電方法と考えます。C1000 Plus付属のシガーチャージャーを使い、車移動の際に充電をしてみました。ケーブル長は3mあるので自由に取り回しできます

アプリでモニターした結果がこちら。15:48に充電開始し、102Wで充電できています。約80分後には99%まで充電できましたが、未だに100Wで入力しています。100%になったのは更に約15分後の17:22でした。

カーチャージャーの入力はおそらく100Wが限界なので、これが通常の充電速度と考えられます。9%充電するのに約80分と考えると、0%から100%に充電するのには約14.5時間といったところでしょうか。アイドリング時でも100Wを取れるとはいえ、そんなに長時間アイドリングしたり充電目的でドライブするのは無駄過ぎます。緊急時でなければ、クルマでの充電は運転時にこまめに行うのが良いでしょう。

ソーラーパネルから充電

手持ちのソーラーパネルからの充電も問題なく行えます。もちろん、100W取れたとしてもカーチャージャー充電と同じくらいの時間は掛かりますが、代替プランとして充電方法はいくつも持っていて無駄ではありません。

C1000 PlusでガジェットをUSB充電

ここからはC1000 Plusの充電・給電性能をチェックしていきますが、まずはUSB機器から。ノートパソコン(Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen9)とモバイルバッテリー(CIO SMARTCOBY TRIO 65W 20000mAh)を、C1000 Plusの140W給電可能なUSBポートに接続してみます。

ノートパソコンは最大100W、モバイルバッテリーは最大65Wで充電できる、いずれも電力食いなタイプ。ディスプレイで確認してみると、モバイルバッテリーは64W、ノートパソコンは91Wと、ほぼスペック上限での給電ができています。

このように、ディスプレイがあると見える化できて良いですね。

C1000 Plusで家電を使う

サーキュレーター

USBでの140W給電はC300でも可能ですが、ACコンセントを使っての家電使用となると、C1000 Plusをはじめとした1,000Whクラス以上のポタ電の独壇場です。

まずはこれからの季節に必須なサーキュレーターを動かしてみました。C1000 Plusに接続してスイッチを入れると、何の問題もなく動きました!

さらに、C1000 Plus本体やAnkerアプリに消費電力が表示されません。風量MAXで上下首振りをすると、ようやく16Wくらいの表示が出ました。もしかすると、ある程度の電力を継続的に消費し続けないと消費電力を表示しない(できない?)仕様なのかもしれません。

炊飯器

続いて、炊飯器でご飯を炊いてみます。炊く量は4.5合で、早炊きモードで炊飯します。コードレスでご飯が炊けるって・・・なんか不思議過ぎる光景!

炊飯を開始した直後、約960Wの電力を消費し始めました。

20分ほど経ち、消費電力は少し落ち着いて約680Wに。

残り9分。消費電力は約40Wまで下がりました。熱を余り使わない蒸らしモードに入ったかな。間もなく炊きあがりです!

炊きあがりました!C1000 Plusの電力は、71%から46%に下がりましたので、約25%を消費したことになります。

炊飯器はそのまま保温モードに入りましたが、保温だと消費電力は40Wのようです。

ご飯の炊き上がりはもちろん問題なし!次の検証をする前に、いただきまーす!

湯沸かしポット

ティファールの湯沸かしポットで、約1リットルの水を沸かしてみます。ティファールのスイッチを入れると、C1000 Plusのモニタには1,202Wと表示されました。ちなみにこのポットには、定格消費電力1,250Wという記載がありました。

沸きました。C1000 Plusの残容量は42%から27%に減りました。約15%を消費したことになります。わずか数分で15%消費するとは、何という電力食い・・・

全自動洗濯機

洗濯機をC1000 Plusで動かしてみます。そろそろ充電切れが心配になってきたので、いつでもAC給電に切り替えられるようACケーブルを近くに用意しておきました。

洗濯途中の様子。実は洗濯機は、洗濯槽を勢いよく回し、洗濯槽が回ったら惰性回転に切り替え、また回転スピードを上げ・・・を繰り返す動作をします。C1000 Plusのモニタに410Wくらいの表示が出ていますが、これは洗濯槽を勢いよく回す瞬間の電力で、すぐに惰性回転に切り替わり電力を消費しなくなります。

アプリで見ても、AC出力が波打っていることが分かります。波の底の時間はほぼ電力を消費していないので、洗濯にかかる時間の割には電力を消費しないことが分かります。

洗濯開始から約50分たち、洗濯が終了しました。C1000 Plusの残容量は27%から19%に下がりました。約8%の電力を消費したことになります。

洗濯はできるだけ機械に任せたい家事のひとつですよね・・・この検証で意外と消費電力が少ないことが分かったので、水道が供給されていることが前提にはなりますが、災害時でも洗濯機に優先的にポタ電の電力を使うというのは悪くない判断かもしれません

エアコン送風モード

エアコンの送風モードをC1000 Plusで使ってみます。

1時間の送風モードで、C1000 Plusの残容量は19%から17%に減少しました。

エアコンは冷風にするともちろん大電力を消費しますけど、送風だけならうちの窓枠エアコンだと1時間に2%程度の消費で済むことが分かりました。送風モードで風を送るだけで涼しさを感じますし、空気が動くことで部屋干しの洗濯物も乾きやすくなります。サーキュレーターの方が省エネではありますけど、エアコンの送風モードもかなり少ない電力で運用できるので、選択肢としてはアリでしょう。

冷蔵庫(チェックだけ)

冷蔵庫にも給電してみました。National時代のコンパクト冷蔵庫で、普段から冷蔵・冷凍とも最弱にして使っています。接続直後は98W消費、C1000 Plus満充電状態で8時間使える、との表示が出ました

ただし冷蔵庫も常時電力を消費しているわけではなく、ある程度まで冷えたら停止し、ある程度まで温度が上がったら稼働する、という動作を繰り返します。実際、冷蔵庫が動いていないとき(ゴーという音が発生していないとき)はほぼ電力を消費せず、C1000 PlusのW表示も消えました。つまり動作と停止を繰り返すので、実際は8時間以上稼働すると考えられます

8時間以上使えるということは、停電時に冷蔵庫をどう使うか、ということを考える猶予を与えてくれるともいえます。停電したらひとまず冷蔵庫をポタ電に接続して稼働させることはできますからね。

ただし、停電がいつまで続くか分からない、まさに2018年の胆振東部地震のような状況では、貴重な電力を冷蔵庫の維持に全振りするのはちょっとどうかという考え方もあります

停電時間が明確にわかっている、東日本大震災のときの計画停電とか、台風なんかで起こる短い停電ですぐに復旧することが予想できる時なら、冷蔵庫に電力を注ぐのはありかもしれません。

家電使用まとめ

洗濯機や送風モードのエアコンの使用電力が意外と少ないのにびっくりしました。なんとなく大型の家電は電力消費も大きいイメージがありますけど、意外と少ない電力で動いていることが分かりました。

一方で、湯沸かしポットや炊飯器の消費電力の多さは、分かっていたとはいえ改めて認識した次第です。やはり熱を発する家電の消費電力は、モーターを回すのがメインの家電とは比較になりません。使える電力が限られる災害時は、湯沸かしも炊飯もカセットコンロに任せた方が良さそうです。

動作温度をチェック

C1000 Plusの動作温度は、機器への給電時は-20℃から40℃まで、C1000 Plusの充電時は0℃から40℃まで、と記されています。この動作温度はC1000 Gen2やC300も同じです。

40℃を超える高温の日を酷暑日と呼ぶ運用が今年から始まりました。昨年は北海道でも1回だけ40℃の日があったのは記憶に新しいところです。そういう日こそポタ電で家電を動かしたい気がしますが、外気が40℃を超えポタ電内部も同じくらいの温度になると、正常に動作しない可能性があるので念のため注意です。

動作温度の下限も念のため把握しておきましょう。-20℃を下回ると機器への給電はできません。また0℃を下回るとポタ電自体への充電ができなくなります。

本体温度のマネジメントは比較的きっちりやっているようで、以上のようなエラーコードが設定されています。BMSはバッテリーマネジメントシステムのことで、まあC1000 Plus本体と読み替えても良いでしょう。

規定の動作温度を超える60℃近くの高温までは動作する設計になっているようですが、逆に低温時の動作はシビアなようです。シーズンになると真冬日は普通にあるので、めちゃ寒い日はもしかしたら動かないかも、と考えて、プランBを備えておくべきでしょう。

ファームウェアアップデート

初めてAnkerアプリでC1000 Plusと接続した時に、ファームウェアアップデートが降ってきました。

更新内容はこんな感じ。スマホのBluetooth経由でファームウェアをC1000 Plusに送るだけでアップデートできました。C1000 Plusをwifiに繋いだりしなくて良いので楽チン!

アプリでファームウェアにアップデート後、本製品をご利用ください。まずWi-Fiに接続し、次にコンセントから本製品を充電しながらアップデートいただきますようお願いいたします。

Anker Solix C1000 Plus Portable Power Station | ポータブル電源の製品情報 | Anker Japan 公式オンラインストア

ちなみに公式サイトにはこんな表記があります。C1000 Gen2にも同じ表記があるのですが、これを読む限り、C1000 Plusをwifiに繋ぐ必要があり、更にアップデート中の電源offを避けるためにACコンセントに繋ぐ必要がありそうですが・・・どちらも不要でしたw

ともあれ、この更新でC1000 Plusのバージョンはv1.1.4.3となりました。

100%充電状態で保管可能&廃棄時は回収してもらえる

どちらも大事なポイント。送料負担の必要はありますが、Ankerに送れば回収してくれるとのことです。

ポタ電は普通には廃棄できないので、回収してくれないメーカーのポタ電は買うべきではありません。逆に言えば、廃棄のことまで考えて購入する製品を選ぶのが消費者の義務、ということです。

まとめ。楽しく使い、確実に備えよう

かなり長い記事になってしまいました。自分の環境でいろいろと検証したことで、何をどれくらい使えるのか、なんとなくイメージできてきました。プロの方のレビューが大変参考になるのは間違いないですし、小生もいくつかのガチレビュー動画を見てとても勉強になりましたが、自分の環境でどんな風に使えるんだろう、と考えるのって大事だし、何より楽しいものです。

ちなみにポタ電やソーラーパネルを活用して電気代を節約しようという考え方は、個人的にはナシかな。もちろんソーラーパネルでポタ電を充電し、その電力でスマホとか家電を使えば電気代はタダになりますけど、そもそもポタ電やソーラーパネルを買うのに幾ら支払ってるのって話だし。スマホを1回フル充電する電気代が約1円と考えると、1円のためにどれだけのコストを掛けるのか、冷静に考える必要はあります。

ただし、ソーラーパネルやポタ電を使うのが楽しいというのなら、話は別。採算度外視で楽しめば良いし、積み重ねた経験はいざという時に必ず役に立ちます。もちろん災害は来ないことを願うけど、ポタ電を楽しく使うことで、確実に備えることはできるのです。

画像はC1000 Gen2です。セルは横向きなんですね。Plusもこれくらい宣伝すればよいのにw

更に、充電サイクル4,000回以上という長寿命も魅力的!1日1回の充電しても4,000回充電するのに10年以上掛かってしまいます。サブのポタ電として今後も運用し続けるC300もサイクル回数は3,000回以上と充分。せっかくですから、AC延長タップの代わりとか、充電ステーションにするとか、日常的に使っていくのが良いでしょう。普段から目につくところで活用するのは、防災の観点からもgoodなはず。

小生もポタ電ライフをゆるく楽しみますよー!!

C1000 Plusはオンラインで買えないので、C1000 Gen2のリンクを貼っておきます。Gen2を持ってる人の方が多そうですね☆彡