Anker Solix C300(DCじゃない方)購入レビュー。他モデルとの比較と個人的推しポイントもご紹介。

Ankerのポータブル電源を購入しました。数あるラインナップから選んだのは、斬新な縦型デザインのSolix C300です。

2024年11月末のAMAZONブラックフライデーセールでは、C300は過去最安の23,990円というプライスタグになりました。ポータブル電源(以下ポタ電とも表記します)に興味がありつつも結構お値段がするので二の足を踏んでましたが、今回のセールに背中を押され、ついにポタ電デビューしました!!
#ANKER Solix C300 Portable Power Station#Amazonブラックフライデー でたぶん過去最安の23,990円!#ポタ電 デビューに二の足を踏んでたけど背中を押してもらった感じ!速攻届いたのでひとまず充電中🔌
— hermitcrab (@HermitcrabWeb) December 1, 2024
マジでカッコいいんですけど⚡️#ポータブル電源 https://t.co/JTtnX25MbX pic.twitter.com/lx1XFw45TV
販売開始からまだ2ヶ月くらいしか経ってなく情報があまりないので、調べたことなどをまとめておきます。
他モデルとの比較
Ankerのポータブル電源は現行でも10種類くらいのラインナップがあり、値段も容量も様々です。C300は最廉価クラスですので、近い価格帯の機種と比較してみました。
| Solix C300 Portable Power Station | Solix C300 DC Portable Power Station | 521 Portable Power Station | 522 Portable Power Station | |
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| バッテリー容量 | 288Wh | 288Wh | 256Wh | 320Wh |
| サイズ (幅 x 奥行 x 高さ) | 約16.4 x 16.1 x 24.0cm | 約12.4 x 12.0 x 20.0cm | 約21.6 x 14.4 x 21.1cm | 約21.6 x 14.4 x 21.1cm |
| 重さ | 約4.1kg | 約2.8kg | 約3.7kg | 約3.9kg |
| カラー | ダークグレー ブラック | ブラック | ||
| 100%満充電までの最短時間 | 約68分 (ACコンセント) | 約1.5時間 (USB-C 140Wを2つ同時接続時) | 約2.5時間 (ACアダプタ+USB充電器) | 約2.5時間 (ACアダプタ+USB充電器) |
| AC出力 (定格 / 瞬間最大) | 300W(50/60Hz) / 600W | – | 300W(50/60Hz) / 450W | |
| AC出力ポートの純正弦波記載 | なし | – | あり | なし |
| AC出力 (SurgePad™技術) | 500W | – | ||
| AC200V対応 | – | |||
| 出力ポート構成 | AC x 3 USB-C x 2 (140W) USB-C x 1 (15W) USB-A x 1 (12W) シガーソケット x 1 | USB-C x 2 (140W) USB-C x 1 (100W) USB-C x 1 (15W) USB-A x 2 (12W) シガーソケット x 1 | AC x 2 USB-C x 1 (60W) USB-A x 2 (各ポート最大12W / 合計最大18W) シガーソケット x 1 | AC x 2 USB-C x 2 (20W/60W) USB-A x 1 (12W) シガーソケット x 1 |
| 電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | |||
| 長寿命化技術InfiniPower™ | ◯ | |||
| 寿命 | 電池 3,000回 | 電池 3,000回 | 電池 3,000回 電子部品 50,000時間 | 電池 3,000回 電子部品 50,000時間 |
| 本体充電方法 | ACコンセント (330W) USB充電器 (140W) ソーラーパネル (100W) 車のシガーソケット (100W) | USB充電器 (140W) ソーラーパネル (100W) 車のシガーソケット (100W) | ACアダプタ (65W) USB充電器 (60W) ソーラーパネル (65W) 車のシガーソケット (65W) | ACアダプタ (100W) USB充電器 (60W) ソーラーパネル (100W) 車のシガーソケット (100W) |
| ソーラーパネルからの最短充電時間 | 最短3.2時間 / 1枚 / 100W ※100Wソーラーパネル使用時 | 最短3.2時間 / 1枚 / 100W ※100Wソーラーパネル使用時 | 最短4.6時間 / 1枚 / 65W ※100Wソーラーパネル使用時 | 最短3.8時間 / 1枚 ※100Wソーラーパネル使用時 |
| ソーラーパネルの最大接続枚数 | 1枚(100W) | |||
| パススルー充電 | ◯ (停電時10ミリ秒で切り替え) | ◯ | ||
| 拡張バッテリー対応 | – | |||
| 防水 / 防塵対応 | – | |||
| 次世代半導体GaN (窒化ガリウム)搭載 | – | |||
| アプリでの遠隔操作 | ◯ (Bluetooth / Wi-Fi) | – | ||
| 動作温度 | 機器への給電 -20℃~40℃ 本製品の充電 0℃~40℃ | |||
| パッケージ内容 | 製品本体 AC充電ケーブル ストラップ 安全マニュアル | 製品本体 140W USB-C充電ケーブル ストラップ 安全マニュアル | 製品本体 ACアダプタ ケーブル内蔵カーチャージャー 取扱説明書 | 製品本体 ACアダプタ ケーブル内蔵カーチャージャー 取扱説明書 |
| 保証 | 5年 18ヶ月保証 + 42ヶ月 (Ankerで会員登録後) | 3年 18ヶ月保証 + 18ヶ月 (Ankerで会員登録後) | 5年 18ヶ月保証 + 42ヶ月 (Ankerで会員登録後) | |
| 発売開始時期 | 2024/10/3 | 2024/10/17 | 2021/12/7 | 2023/12/21 |
| 価格(税込定価) | ¥34,990 | ¥24,990 | ¥29,900 | ¥39,990 |
小生が購入したSolix C300とC300 DCは縦型、521と522は横型のデザインです。縦型のデザインは珍しいですね。しかもストラップがついてて肩に掛けられるとのこと。へー。
各モデルの小生的推しポイントを赤字ボールドで示してみました。値段やサイズ感のほかにもいくつか比較検討するポイントはありますが、小生が最終的にC300に決めた理由は以下のとおり。
充電ケーブルが一般的なAC電源ケーブル(ACアダプタを増やしたくない)
充電速度が最も早い(ほかはACアダプタとUSB充電併用でようやく最速とかやってられん)
USB Type-Cで100W以上の充電ができる(メインPCのLenovo IdeaPadが100W充電推奨なので)
ほぼ兄弟機ともいえるSolix C300とC300 DCの分かりやすい違いは、ACコンセントの有無と本体重量です。ですが詳細に比較してみると、ポタ電本体への充電方法や充電速度も大きく違いますし、また奇妙なことにDCだけ保証期間が短いんですよね。軽量であるがゆえにラフに使われがちというAnkerの危機管理もあるのでしょうか。
521と522はUSB Type-Cで100W給電できないことと、本体への充電がACアダプタなので敬遠しました。ACアダプタは取り回しや持ち運びの面でデメリットを感じてしまうのです。
これらのことから、自然とC300に収斂しました。
開封の儀

というわけで、こちらが届いたSOLIX C300。立方体に近い化粧箱に入っています。

前面はこんな感じ。

この面にはAnkerの長寿命テクノロジーであるInfiniPowerについて説明されています。LFP Batteryとはリン酸鉄リチウムイオン電池のことですが、こんなふうにセルが横向きに配置されているんですね。

この面は充電ポートの解説が書かれています。

この面は、C300を担いだ人物の図が。そうです、C300やC300 DCは縦型デザインに加え、ストラップが標準装備されていて、肩などに担いで持ち歩けるのです。

天井面には型番シールが貼られていました。

底面には諸注意のほか、パッケージの素材について表記されていました。

上部のふたをパカリと開けると、Anker SOLIXを選んでくれてありがとう的な文字が。

袋に入ったC300が見えてきました。

C300が出てきました。思ったより大きいようで、やっぱり小さい、絶妙なサイズ感です。

本体のほか、AC電源ケーブル、ストラップ&肩パッド、安全のしおりが同梱されていました。

こちらは取扱説明書かと思いきや、安全のしおりです。取説にはこちらの二次元コードからアクセスする方式です。

何度も言いますが中身は安全のしおり。一応目は通しておきましょう。
各部チェック

正面から。上段にはLEDライト、中段にはシガーソケットと液晶画面、USB入出力部分、下段にACコンセントが配置されています。シガーソケットには、製品画像には無い防塵カバーが標準添付されていました。カバーが付いていないというレビューもありましたが、初期ロットには付いてないとか、そういうことでしょうか??
それぞれのセクションにはボタンが付いていて、ボタンを押すことでアクティブになります。液晶画面の右の青丸で囲まれたボタンがポタ電自体の電源ボタンです。
重量は4.1kgなので2リットルペットボトル2個分くらい。C300本体もそれに近いサイズ感です。

正面側に向かって右の側面。こちらは給気口になります。ところで各所に配色されたアンカーブルーが鮮やかですね。

背面上部にはハンドルがあります。その下のシールには、充電に関する最低限の注意が書かれていました。

正面向かって左の側面。こちらは排気口になっています。下部にはAC入力が。形状はデスクトップパソコンなどでおなじみな三極(IEC C13)です。つまり市販の汎用ケーブルも使えちゃう、というわけです。

天板部分はこんな感じ。両サイドにストラップを取り付けられます。

一応底面も見ておきましょう。四隅にゴム足が貼られているほか、中央部に細かくいろいろ書かれています。

アップして見ときましょう。入出力の電流、電圧などが細かく書かれていますね。右側には技適マークも見えます。

こちらがAC電源ケーブル。アース付き三極(IEC C13)ケーブルです。
汎用AC電源ケーブルの良いところは、なんといっても入手性の良さです。このように汎用品が流通していますから、万が一の断線や紛失にも対処できます。ACアダプタだと専用品になるので、こうはいきません。
C300本体の充電

こういう機器は、とにかく使用前に満充電しておくのがお約束です。

液晶画面に、このように残容量、充電速度(W)、満充電までの時間が表示されます。
充電が進むにつれ、わずかなファンの音とともに排気口から温風が出てきました。しっかり放熱して内部機構を傷めないようにしているのですね。

C300の最大の魅力、それはAC電源ケーブルを使用することで330Wというハイパワーでの高速充電ができること。約1時間でC300本体を満充電することができます。
これは比較したほかの3機種にはないアドバンテージです。521と522はACアダプタとUSB Type-C充電を併用してようやく最大速度での充電ができますし、C300 DCに至っては140WのUSB Type-Cを2つ入力することで最大速度になります。
140WのUSB Type-C充電器を持ってる人なんてそうそういないですよ。しかも2つなら尚更です。残念ながらDCの高速充電を活かせる人はほとんどいないかと・・・

C2ポートを使ってUSB Type-C充電ができます。65W充電器を接続したところ63Wで充電できました。9V以上の電圧での出力が可能な充電器であれば、C300の充電ができます。
C300からデバイスへUSB給電

C300のUSB周りをアップで見てみましょう。
液晶画面の下にはUSB Type-Cポートが3つあり、C1からC3と番号が振られています。C1は最大15W出力で、C2とC3は最大140W出力、さらに⚡️マークの付いているC2ポートは最大140W入力(つまりC300本体への充電)にも対応しています。
一見存在意義が無いように思える低出力のC1ポートですが、低電力しか受け付けない小型ガジェットなどの充電はこのポートからしか行えないことが多々あるので、実は大変重要なポートなのです。
下部左にあるUSB-Aポートは最大12W出力です。こちらもC1ポートと同じく小型ガジェットの充電に重宝します。
その隣にはカバーで覆われたソーラー充電ポートがあります。ソーラー充電はC2ポート充電と排他で、ソーラー充電ポートを活かすときはカバーが上がってC2ポートを覆い、同時に入力できないような設計になっています。

ソーラー充電器との接続コネクタはMC4またはXT60というコネクタとのこと。

C2ポートは前述のとおり最大140W出力が可能なので、100Wを求める小生のメインPC、Lenovo IdeaPadへの給電も余裕で行えました。画面には96Wとの表示が出ており、100W近い給電できていることの証左です。
C300には純正弦波表記がない
ACコンセントを正常に動かすには、AC波形が純正弦波であることが必要です。逆に言えば、AC波形が純正弦波であるポタ電は高信頼、ともいえます。
C300については、公式サイトのどこにも純正弦波であることの記述が見当たりません。ただし外部の比較サイトなどには、C300は純正弦波であるとの記述が見られます。非公式情報なので鵜呑みにはできませんが・・・
Ankerのほかの製品を見てみると、今回比較しているモデルのうち521には純正弦波とはっきり書かれていました。

ですが後継モデルの522には純正弦波の記述がありません。なんでしたら、これから発売されるC1000にも純正弦波と記載されていません。最新モデル、しかも定価が10万円を超えるポタ電が純正弦波じゃないとは考えにくいですね・・・
純正弦波ではないポタ電には、使用できない電化製品のことがうるさく書いてあります。例えばモーターを使用する扇風機などは、純正弦波でないことが故障の原因となるため、使用できない機器であるとはっきり書かれているそうです。
一方でC300の取説には、使用できない電化製品の記述はありません。
これをどう考えるか・・・良い意味に解釈すれば、Ankerにとってポタ電が純正弦波であることは当たり前、当たり前すぎるのであえて記述しない、ということでしょうか。オシロスコープがあれば確実な検証ができるのですけど、残念ながら無いしね。サーキュレーターでも接続して検証してみようかな。
サイズ感

こういうアイテムって、製品画像を見てるだけだとサイズ感が分かりにくかったりします。手元に届いたら思ったより大きかったとか小さいとかいう主観的なレビューが出がちなのも仕方のないところです。
大きさの感覚ってある程度人それぞれなのですけど、このように誰でもその大きさが分かるものと比較すると一気にリアリティが増しますよね。横においているのは2リットルのペットボトル2本。4リットルで4kgなので、4.1kgのC300とほぼ同じ重量感となります。

もしかして人の顔の大きさに近いんじゃ?と思って、キャップを被せてみたら、少しキツかったです。でも要するにこういうサイズ感。
アンビエントライト

上部にはLEDライトが仕込まれています。横のボタンで明るさを3段階調整できるほか、長押しで点滅します。点滅はSOSモードであると取説に書かれてるんですけど、

・・・ーーー(トントントンツーツーツー)を繰り返すだけでした。これでは「SOS」ではなく、正確には「SO」ですよね(間違ってたら教えて下さい)。まあ非常時なら意味は伝わるでしょうけど。
【追記】その後の本体アップデートで、正しく・・・ーーー・・・と点滅するようになりました。
保管および使用時の置き方

Anker公式やAMAZON製品ページにあるこの画像。C300を寝かせるように横にしてデスクの引き出しにしまう様子です。省スペースなのでこのような収納も可能、備蓄電源に最適、とアピールされています。

ただ取説にはこのような記載があります。使用時はもちろんのこと、保管時も立てて置くことが求められていますが、画像と取説の記述に矛盾がありますね。取説か画像か、どちらかが間違ってるんでしょう。
フル充電で長期保管できる設計

リチウムイオンバッテリーを長期にわたり使用するには、フル充電状態を避けるのが常識でした。非常時にフル充電状態のバッテリーが使えないというなんともくすぐったい状況が現実だったわけです。
ただしAnker(に限らず開発力のあるポタ電メーカー)は独自技術でフル充電状態での長期保管を可能にしたそう。素晴らしいことですね。

地方自治体でも採用されているそうです。
GO羽鳥氏の521は、フル充電で3ヶ月放置しても8%しか放電していなかったとのこと。この記事も小生の背中を押してくれました。
ストラップで肩掛け可能

縦型というC300のデザインに加え、印象的なのがストラップでぶら下げられること。確かにこのように持ち運べれば、両手が空くので安全ですよね。

こちらが付属のストラップ。

ロゴ部分はゴムのような素材で、滑り止めの役割を果たしてくれます。パッドの裏はメッシュになっています。

ロゴの裏にも滑り止めが配されています。結構力の入ったストラップですよ。

カラビナと長さ調整部分も頑丈に作られています。

この部分にカラビナを引っ掛けます。

上方向のクリアランスもバッチリ。

もちろん他社製のストラップも取り付け可能です。

まあ4kg超の重量物ですから、持ち運ぶのはそれなりに苦労します。本体は固いので、歩いているときに身体にゴツゴツ当たりそうでもあります。C300が入るリュックがあれば、そちらで持ち運んだほうが良さそうですね。
保証を受けるために
製品保証はデフォルトで18ヶ月付いていて、Ankerサイトで会員登録することで最大5年まで延長保証を受けられるとのこと。信頼性を長く保ちたいので、延長保証をつけることにします。
Anker会員登録の際には、C300の情報(シリアルナンバーなど)は特に求められませんでした。ということは、保証を受けたいときに、購入した時期や購入店舗などを伝えることになるのでしょう。こちらによると正規取扱店で購入したもののみが保証対象になるそうです。フリマサイトなどでの購入品は、たとえ保証期間内で前オーナーの購入証明があっても保証を断られる可能性があります。5年、10年といった長期スパンで活用するアイテムですから、購入先にも気をつけたいところですね。
なお前述のとおり、兄弟機のC300 DCは最大3年の保証となります。
その他(随時更新)

液晶画面の保護シールのタブは、ホコリが溜まってきそうなので切り取りました。当面はもともとの保護シールを使い続けられそうです。
Bluetoothでスマホと接続することで、C300の初期設定(スリープするまでの時間変更など)やファームウェアアップデートができるようです。今後試してみます。
まとめ
ポタ電デビューに最適なC300を駆け足で紹介してきました。これからも引き続き検証結果や感想などを随時アップしていきたいと思います。
C300は288Whの容量を持っていますが、モバイルバッテリーでよく使われる単位であるmAhに換算すると約77,838mAhとなります。つまり20,000mAhのモバイルバッテリー4本弱ですね。AMAZONブラックフライデーセールで安価になっている今、モバイルバッテリーを買い集めるよりC300を一つ買うというのもよい選択だと思いますし、買ってよかったと思っています。
この機会にC300を防災用、日常用の電源システムに取り入れてみてはいかがでしょうか。








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