手組みリアホイールのハブを2年ぶりにバラしました。定期的なメンテでロングライフを!

自転車工具

プレスポ“若草号"のハブのオーバーホールですが、前回行ったのは2019年のこと。2017年のシーズンオフ直前に組んだホイールのハブを初めてバラしたのでした。

通勤など日常の足に重宝している"若草号"も、シーズンオフを除けば基本的に屋外保管なので、雨などの悪影響に打ち勝つためには定期的なクリーニング、注油、グリスアップが肝要です。今シーズンの運用はすでに始めていますけど、ハブのグリスアップを行うことにしました。

まずバラすのはリアホイールです。"青号"のフロントハブのオーバーホールに続いて行ったので、サクサクっとバラしてしまいました。

2年ぶりにハブの中身を見ましたが、グリスが比較的良い状態で残っていました。オーバーホールにはやや時期尚早だったかもしれませんが、次にいつ作業できるかわからないので、このまま作業を続けます。

ハブシャフトにもグリスが残っていました。

グリスはずっとシマノのプレミアムグリス(旧名称:デュラグリス)を使っています。このグリスは鮮やかな緑色なので、この色が残っているということは、グリスはほぼ劣化していないと思われます

ボールと玉押しをクリーニング。傷や変色などは皆無で、とても良い状態です。

カップ部分もとてもきれい。

各部の状態はとても良かったので、型どおりにグリスを詰めて玉当たり調整し、リアハブは作業終了。

さて次はフロントハブだ・・・って、フロントハブはハブダイナモなので、ハブ周りの構造が通常と異なります。

https://si.shimano.com/pdfs/ev/EV-DH-C2100-N-QR-4154.pdf

シマノ公式のDH-C2100-Nの展開図によると、ボールベアリングは片側(左側)だけにしかない構造ですね。もう一方は発電機構の一部になっているみたい。これは作戦を立ててからバラさないと痛い目にあいそう・・・というわけで、フロントのハブダイナモのバラしは、また後日挑戦します。

さて次の作業ですが、実は数日前から変速に違和感を覚えるようになっていました。リアディレーラーの変速が、ちょっともたつくんですよね。この違和感の直前に、右側、すなわちディレーラーが付いている側を下にして駐輪場で倒れていたことがありました。

そこで疑うのは、ディレーラーハンガーの変形です。

調整に使うのはこんな工具。ディレーラーハンガー直付けゲージという計測器です。

リアディレーラーはディレーラーハンガーというパーツを介して車体に固定されています。ハンガーは車体に平行に取り付けられているべきですが、様々な衝撃により内側、すなわち車輪側に曲がってきます。ハンガーが曲がるとディレーラーがスプロケに対して平行に動かなくなり、変速に障害を引き起こします。ハンガーの曲がりを測定し、矯正するのがハンガー直付けゲージです。

どのように使うかというと・・・

まずディレーラーをハンガーから外します。ホイールを外す必要はありません、というかホイールが無いと作業できませんので、ホイールは取り付けたままにします。

ハンガーはとっても汚れやすい部分のひとつですが、ディレーラーを取り外すことがめったに無いため、この機会にクリーニングしておきます。

バイクはできればメンテナンススタンドに載せたほうが良いですね。

小生はTACXのメンテナンススタンドを使っています。

ディレーラーハンガーにディレーラー直付けゲージを取り付け、ホイール各部との距離を測定し、平行を取っていきます。ハンガーが平行になると、なんかいまいちだった変速がピタリとはまるようになります。

プロ用の工具が必要ですし、今まではなかなかできない作業だったかもしれませんけど、最近はマニアックな工具も安価な中国製品が流通するようになりました。いろいろな作業を自分で行うことで、自転車の構造がわかってきます。自粛生活の道楽に自転車整備、オススメです!

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Posted by Hermitcrab