2×4材とディアウォールで、ロードバイク壁掛けラックをDIYしたよ!

自転車DIY

今シーズンは小生自身の自粛ムードもあり、ロードバイクになかなか乗れませんでした。自転車カテゴリーの記事を見直してみると・・・自転車の記事は春先にプレスポ"若草号"をハブダイナモ化した記事くらいで、ロードバイク"ピネロロ"で遠出した記事は一つも書いていませんでしたね。年1回のペースで出掛けている100km走には行かなかったし、せいぜい室内でローラー台をやるくらい。ピネロロにとっても不遇の年にしてしまいました。

ほとんど使われないロードバイクは、貴重な室内スペースを無駄に消費するばかり。だからというわけではありませんが、収納方法を見直しました。

いろいろ検討した結果、最終的にはロードバイクを壁掛け収納するDIYを行いました。家屋に穴を開けたりする加工を一切行わずに実現したDIYの詳細は以下のとおり!

ロードバイクのコンパクトな収納を目指すため、壁面収納を目指します。

このように、ポールを立てて収納ハンガーを設置するタイプや、

天井と床に突っ張り棒を立てるタイプが市販されていますね。いずれも安心のミノウラ製。ガチな自転車乗りの方は、こちらを導入している方も多いのではないかと思います。

ただ両者とも1万円を超える高価なもの。その割には、大絶賛のレビューがそんなに無いのも気になります(サクラレビューがそんなに無いとも言えますが)。レビューにはバイアスがかかっているとはいえ、諭吉さんを数人投入するにはちょっと躊躇してしまいます。

というか、突っ張り棒もスタンドも、なんとか安く自作できないものか・・・

同じことを考える方はたくさんいらっしゃり、DIYを駆使したラックの作例がたくさんヒットしました。面白いのは、図面の作成から始めるガチのDIYではなく、既製品と規格化された材料で手軽に作れそう、ということ。突っ張り棒タイプのバイクラックということになりますが、自室の天井高に合わせてカットした2×4材の上下に突っ張り機構を備えたパーツを取り付け、これまた市販されているハンガーを取り付ける、という、比較的お手軽なDIYなのです。

さっそくホームセンターとAmazonで必要なパーツを買いました。

まずは肝となる突っ張り機構を備えたパーツをご紹介。

若井産業のディアウォールRという製品です。

2×4材の両端にキャップのように差し込むパーツとスペーサー、各一組が1セットになっています。

右側の方にはバネが仕込まれていて、バネの力で天井と床との間で突っ張る構造です。バネの力は調整できず、使用する2×4材を適切な長さで用意することで、ディアウォールの設計上の突っ張り力を得ることができます。天井や床に接する部分にはゴムシートが貼られています。

またバネの力が足りないときは、厚さ2mmのスペーサーを入れることで調整することができます。またディアウォールはブーツ状の出っ張りのないシンプルタイプや、カラバリもあります。

ディアウォールはバネの力で突っ張る構造ですが、バネとネジとのハイブリッド設計のラブリコ(LABRICO)という商品もあり、こちらでの施工例もたくさんあります。

ラブリコのほうがバネの力をネジで細やかに調整できそうな気もしますが、ネジがいつの間にかゆるんでいた・・・なんてことがあったら心配なので(そんなことはないんでしょうけど)、バネだけのシンプル構造なディアウォールを採用した次第。

次に、支柱となる2×4材のご紹介です。

ツーバイフォーとは – 一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

その名のとおり、断面サイズが2インチ×4インチに規格化された材料が2×4材です。欧米で普及し日本でも使われている建築材で、規格化されているので同じサイズのものが手に入りやすく、安価であることが特徴です。

上の写真は小生がホームセンターで購入してきた2×4材。ディアウォール公式情報によると、天井の高さより45mm短い2×4材を用意する事になっていますが、小生はネットの施工例を参考に40mm短い(つまり、公式情報より5mm長い)2×4材を用意することにしました

日本の家屋の天井高は230cmと240cmが多いそうですが、小生がバイクラックを設置したい部屋の高さは240cmだったので、それより40mm短い236cmの2×4材を用意します。

サイズの検討ができたらいざホームセンターへ。2×4材はフィート単位で販売されています。ディアウォール用には8フィート(2,438mm)のものがちょうどよい長さですが、素人が目的の長さにカットするのは正気の沙汰ではないので、ホームセンターでサイズを指定しカットしてもらいましょう。小生は行きつけのホームセンターのスマホアプリ会員になっていますので、数カットまでは無料で行ってもらえます!

そしてこちらがバイクハンガー。ハンバー部分と土台、木ネジ、取説が付属していました。

小生が購入したのはこちらのノーブランド品

バイクラックの作例は、ほぼ全てがミノウラ製のバイクハンガーを使っていますね。ミノウラ製には土台部分にヘルメットを掛けられるフックが付いているそうですけど、小生は安価なノーブランド品を選んでみました。

ちなみにミノウラ製には、ロードバイク用とマウンテンバイク用の2種類があります。両者の違いは奥行き、すなわち展開時の壁からフックまでの距離です。ロードバイク用は奥行き290mm、マウンテンバイク用は奥行き390mmで、マウンテンバイク用の方が奥行きの幅が10cm広いです。マウンテンバイクはフラットバーハンドルなので、ドロップハンドルのロードバイクより、収納時の奥行きが必要というわけですね。

ちなみに小生が購入したノーブランド品の奥行きは、カタログスペックでミノウラのマウンテン用より20mm狭い370mmでした。

こちらがバイクハンガーの土台部分。ミノウラ製とほぼ変わらないように見える・・・

ハンガーと土台は、2本のビスで固定します。下側に少し余裕があり、固定するバイクのトップチューブの角度にあわせてハンガーの角度を調整できるようになっています。この構造もたぶんミノウラ製と同じ。

前から欲しかった水準器も、この際購入しました。

水準器はその名のとおり構造物の水平・垂直を測るために使います。安全に突っ張り構造を構築するには、水平・垂直をできるだけ正確に測定することが必要なのです。作業内容にもよりますが、ある程度大きいもののほうが使いやすそうです。

では作業を始めましょう。まずは土台の位置決めから。持ち上げるのに無理のない範囲で高い位置にバイクを固定したかったので、天井から約45cm下がったところにハンガーが位置するような場所に決めました。

場所が決まったら、木ネジ部分に印を付けます。

木ネジ部分に下穴を開けておきます。電動ドリルがあると便利ですね。

小生はずっと有線派です。コードレス電動ドリルの便利さはよく分かってるつもりですけど、ずくなしの小生にはバッテリー管理が面倒くさいのでლ(´ڡ`ლ)

下穴が開いたら、土台を2×4材に固定しますが、木ネジの長さをチェックしておきましょう。上の2つはこのハンガーに付属していた木ネジなのですけど、どちらも2×4材を貫通してしまう恐れがありますね。ですので、若干短い木ネジを別途用意することにしました(一番下)。

ドリルのビットをプラスドライバーに取り替え、木ネジをねじ込み、固定完了。

ハンガーはほぼ水平状態で固定しておきました。

こんな感じで折りたたむことができます。この構造もミノウラと同じです。

ディアウォールを2×4材にはめてみました。当たり前ですがぴったり嵌まります。

設置するシーンを撮影し忘れてました・・・ディアウォールは天井に嵌める方にバネがありますので、まず上方向を天井に押しあて、バネを縮めながら下方向を所定の位置に設置します。2×4材は前述のとおり標準より5mm長く、すなわちバネが強く働くように材料を準備していますが、そこまで強い力を必要とせずあっさりと設置できました。

水準器で計測し、正確に垂直に設置しました

ロードバイクを掛けない状態ではこんな感じ。

ハンガーを畳むとこれくらいコンパクトになります。白い壁と天井に、白いディアウォールと白木の2×4材がシンプルに溶け込みました・・・!

壁とロードバイクとのクリアランスはこんな感じ。ロードバイクしか掛けないのなら、間隔はもっと狭くてもOKでしょうね。

ピネロロの下に若草号を置いてみました。自転車を2段で収納できるのは良いですね!

今回のDIYで購入した材料はこちら。

バイクハンガー 1,580円

ディアウォール 945円

2×4材 588円(カット料無料)

以上。合計3,113円でバイクハンガーをDIYすることができました。

ちなみに2×4材にもう一つバイクハンガーを設置することもできるのですが、省スペース化の観点からはメリットがあまりないですね。

またディアウォールの耐荷重は公表されていないようですが、上で紹介したラブリコは耐荷重20kgですので、より簡易な構造のディアウォールの耐荷重がそれを上回ることはないだろうと予想。ロードバイクがおよそ10kg、ハンガーがおよそ1kgなので、バイクをもう1台設置できるようにすると20kgを超えてしまい、安全面に不安が出てしまいます。

というわけで、ハンガーは1台分のみの設置に留めることにしました。若草号もこのように掛けられます。ですが、若草号はトップチューブ脇にリアブレーキケーブルが這っていて、ハンガー部分でそこを押さえつけてしまいますので、あまりよろしくないかもですね。

ちなみにどうしてももう1台掛けたければ、このハンガーをもう1本設置するという選択があります。またディアウォールやラブリコは工夫次第で壁に棚などの収納を作ることができ、ネット上にはまるで建具屋さんが作ったかのような立派な棚を作っている記事がたくさんありますので、DIY好きの方にはとても魅力的な商品のようです。

ディアウォールやラブリコで何かを作りたいときは、こちらの記事を読んでおきましょう。ピリリとスパイスの効いた文体と衝撃的な写真が、楽しいDIY作業で緩みがちな脳をシャキッとさせてくれます。

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Posted by Hermitcrab