ピネロロのフロントブレーキをグレードアップ!合わせて調整もしてみた。
先日海外通販で激安ポンプを購入した記事を書きましたが、ピネロロに取り付けるためのフロントブレーキも一緒に購入してました。

シマノのロードバイク用キャリパーブレーキ、アルテグラグレードのBR-6800です。ロードバイク用コンポーネントの最高峰デュラエースの次に位置するシマノのセカンドグレードなのですが、制動力や剛性に非常に定評があります。小生のピネロロのコンポーネントは基本的に1世代前の4600系ティアグラで前後のブレーキキャリパーは3500系のソラです。グレードだけで比較すると、ブレーキキャリパーだけグレードが低いわけですね。
ブレーキは安全装置ですし、剛脚な人も貧脚な人もベテランも初心者も、ブレーキに関しては装置の性能に左右されます。飯倉氏も言っていますが、強い選手はどんなコンポを積んだロードバイクでもやっぱり速い、でも性能の悪いブレーキで止まることはできない、と。いわんや小生をや、ですよね。というわけで、フロントブレーキキャリパーをグレードアップすることにした次第です。フロントとリアを両方替えないかというと、なんとなくお金が・・・んじゃどうしてフロントかといいますと、リアに比べフロントの方がコントローラブルである必要があるからです。フロントのブレーキが効きすぎるとジャックナイフしてしまいますし、効かなければどうしようもありません。それに比べると、リアブレーキは効きすぎちゃっても転倒の危険は少ないですし、フロントに比べれば優先順位は低くてよいのかな・・・と。
ごたくはこれくらいにして、実際の作業を紹介します。

ほぼ初期状態のままのピネロロです。ブレーキキャリパーを交換するためにはブレーキケーブルを取り外しますが、なんだかケーブルが長すぎて余っている気がします。例えば、フロントブレーキにケーブルが接続されている部分をみると、ケーブルが真っ直ぐではなく斜めから入っています。またリアブレーキのケーブルも不自然に湾曲しています。この機会に、これらをなんとかしたいところです。

ブレーキキャリパーからケーブルを取り外しました(作業しづらいのでホイールも外してます)。ケーブルの末端にはめられているワイヤーキャップを取り外して、各部のネジを緩めるだけです。

これがフロントブレーキワイヤーの末端です。アウターケーブルが折れています。良くない状態だったことがわかります。

新旧ブレーキキャリパーを比較。左の黒いのがもともとのソラ、右のグレーのが新しいアルテグラ。アルテグラの方が15gくらい軽いです。軽いだけではなく、アルテグラは冷間鍛造という方法で作られており、鋳造のソラより高剛性らしいです。

裏はこんな感じ。結構違いますね。

フォークの裏からナットを差し込んで取り付けます。

横から見たところ。ワッシャーは不要でした。

さてここからが今回の作業の肝です。ハンドルからブレーキケーブルが降りてきてキャリパーに取り付けるのですが、自然なカーブを描く最適な長さにしようとすると、アウターケーブルがこんなに余ってしまいます。アウターケーブルのみ短くしたいところですが、このままカットするとインナーケーブルまで切れてしまい大変なことになります。なんとかアウターケーブルだけをカットするために一工夫が必要です。

ピネロロのSTIブレーキは1世代前のティアグラで、こういう構造になっています。ブレーキレバーを握るとこのように内部が見えますので・・・

ブレーキのインナーケーブルのみ引っ張り出します。これで、アウターケーブルのカットしたい部分あたりには、インナーケーブルが通っていない状態になりました。

アウターケーブルをカットし、ブレーキキャリパーに取り付けました。

インナーケーブルも程よくカットし、ワイヤーキャップを取り付けました。ワイヤーキャップはもともと付いていたものを再利用しました。

あんまり意味はないですが、ソラとアルテグラのブレーキを並べてみました。

こうして、フロントブレーキのケーブルは適正な長さにできました。ここまでやると、いっそのことリアブレーキのケーブルの長さも調整したくなりました。ブレーキキャリパーを交換しないだけで、基本的な作業は同じですからね。
写真右側のバーテープ末端から出ているケーブルが、大きく湾曲してからリア方向へ進んでいます。明らかに長すぎです。

これくらいまで短くしてみることにしました。あまり短くしすぎると、ハンドルを大きく切った際に長さが足りず突っ張ってしまいパーツを痛める恐れがありますのでほどほどに。

ピネロロはケーブル内蔵式のフルアウターなので、リア側から引っ張れば余分なケーブルがズルズルと出てきます。こんなに余ってしまいました。

こんな感じにしました。スマートですね。

結果的にこんな感じになりました。最初の写真と比べると、ブレーキワイヤーが明らかに短くなりました。長過ぎるワイヤーを適切な長さにすることで、ケーブルの余計なたるみを無くしレスポンスが良くなります。
さてこうなると、STIレバーから直接出ている通称「触覚」シフトワイヤーの長さも気になりますね。左右2本のケーブルが大きく交差していますが、いちおうセオリーとしては左右のケーブルが軽く触れるくらいなのです。
STIレバーのシフトアウターワイヤーの準備をする(外装式) | ロードバイクの組み立て方
どうしてブレーキもシフトもワイヤーが長めのまま納車されたのでしょう?これは推測ですが、海外通販で購入したこのピネロロ、ある程度バラされた状態で届きましたので当然組み立てなければならないのですが、ワイヤーが適正な長さ(つまり、今より短い長さ)だとたぶんケーブルをブレーキキャリパーや変速機から外さないと組み立てられないのですよ。ケーブルを外すと、取付時に調整が必要ですので慣れていない人にとっては組み立ての難易度が飛躍的に上がってしまいます。それなら、ケーブルが長くても調整の必要がない方が、初心者にとってはありがたいですよね。
また、自分の体型や乗り方に合わせてハンドルを上げたり下げたり(いわゆるポジションの変更)するための余裕を持たせているんだと思います。いちおう小生の身長・体重はディーラーに伝えてあり、ある程度までは小生の体格に合わせた調整がされている事になっているのですが、でも実際に乗ってみないと分かりませんしね。悪い言い方をすれば、短いより長いほうがクレームの原因にはならないってことでしょう。ここに噛み付いても仕方ありません。自分で調整すればよいのです。

結局、ワイヤーはこれだけカットしました。上がフロント側、下がリア側のワイヤーの残骸です。
さあ、新しいブレーキキャリパーとワイヤー調整の成果を試すために、走りに行くぞ!ThinkPad X260がまだ来ないしね(泣)



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