パーツの少なさで選んだステンレス保温ポット。白湯活にもちょうど良かった!

2025-11-01きまぐれ雑記

卓上で使えるステンレスポットを購入しました。

選んだのはニトリのN-HEATEXシリーズの卓上ポットです。

結論からいうと、毎日使うくらい気に入っています!おすすめ!!

2024年12月にニトリ実店舗で購入しました。今調べるとニトリ公式サイトからは消えていますね。残念ながらディスコンなのかも。

公式情報がなくなってしまったので箱の画像を載せておきます。容量は1.5リットルで、10時間後も80℃をキープしてくれるとのこと。保温だけではなく保冷も可能なので、夏場も重宝しそうです。

各部チェック

ポット全体はこんな感じ。ごく普通な保温ポットに見えますが、

ポット上部によくあるレバーがありません。

そうです。このポットはレバーではなく、フタを回して緩めることでお湯が出る設計になっているのです。

レバー式の方がお湯をすぐに出せるので使いやすいのは間違いないですが、フタ式ならではのアドバンテージはあるのでしょうか?

もちろんあります!

それはなんといってもパーツの少なさと構造の簡単さですね。このとおり、ポット本体を除くと、パーツはフタとパッキンの2つだけ。洗いやすいので清潔に保てるし、細かい部分に水分が残ったりもありません。

レバー式ポットを使った事があるのですが、というかオフィスで見かけたことがあるのですが、レバー機構を備えたフタ部分は構造が結構入り組んでいて、洗いづらく水分も抜けづらいです。レバーを押さないと出てこない水分もあったりして、注意して洗わないとフタの中に洗剤が残っていたりするんです。前日のコーヒーが洗剤と水と混ざってレバー内に残っているのを目の当たりにしたときは戦慄しましたね・・・

こういう面での使いやすさって大事だと思います

口の広さは4cmくらいあります。氷なんかも問題なく入りそう。

ハンドルはポット上部に付いています。最後までバランスよく注ぎやすいデザインです。

注ぎ口は先端に向けて反っていて、真ん中の溝がガイドのようになることもあり、こぼしにくいみたいです。

底面にはステンレス保温容器ではおなじみのシールが貼ってあります。このシールはポットの構造の一部なので剥がしてはいけないそう。

注意書き。

そうそう、さっきからこの部分に貼ってあるシールは、手元にあったリサ・ラーソンのマステです。全身真っ白な保温ポットなので、アクセントに貼り付けてみました。

取説も載せておきます。

使い勝手は?

ヤカンでお湯を沸かしてポットに入れてみます。開口部が大きいのでこぼす心配もなく、使いやすいです。

注ぐときはフタの印が注ぎ口のところに来るまで回します。

取説に記載のある、約1回転分だけフタを緩めて注ぐとこんな感じ。チョロチョロチョロ・・・という感じで、せっかちな小生にはちょっと少ない流量です。

2回転分フタを回して注ぐとこんな感じ。流量もほどほどに増え良い感じ。

フタを2回転半くらい回すと外れるので注意です。2回転回して注ぐときは、フタを軽く押さえる癖を付けておくのが安全かも。

保温能力を検証

こういう製品のレビューを見ると、期待通り期待外れの感想が入り混じってます。保温性能をどこまで求めるかが人それぞれなのに加え、熱いとか熱くないという感覚も人それぞれですから、レビューはあまり当てにできません。

というわけで、自分的に納得できる性能かどうかを、客観的に、かつ追試できる形でテストしたいと思います。

なんて小難しく書きましたけど、難しく考える必要はありません。大事なのは数値で記録すること。変化量が客観的に把握できますし、同じ条件で再テストすることもできますから。

このポットの重量を先に測っておきます。実測で728gでした。

ポットそのものの重量はそこまで重要ではありません。重要なのは、ポットにお湯がどれだけ入ったかを把握しておくことです。

ヤカンで沸かした熱湯をポットにいれると総重量は1923gとなりました。つまり、1923-728=1195ということで、ポットには1200gすなわち1.2リットルの熱湯を入れたことになります。

このとき(22:28)のお湯の温度は95℃でした。フタをして翌日まで放置し、温度の変化を見ます。

翌日になりました。現在6:41なのでお湯をいれてから8時間ちょっと経ったことになります。室温は23.1℃から17.7℃と下がっていました。

結果、お湯の温度は70.5℃でした。25℃くらい温度が下がったことになります。

このポットの売り文句は、10時間後も80℃をキープすることになってますが、これをどう考えたら良いでしょう。

まずメーカーと小生とのテスト環境の違いが考えれられます。小生のテスト環境は室温が20℃以下のやや寒い部屋ですが、メーカーのテスト環境の室温は公表されていません。また小生は1.2リットルのお湯を使いましたが、メーカーはおそらく容量いっぱいの1.5リットルを使っていることでしょう。ポット内の熱湯は多いほうが冷めにくいことは容易に想像できますね。

さて、70.5℃に下がったお湯をマグカップに入れて飲んでみました。感想は・・・

熱くて飲めない(笑)

というわけで、熱くて飲めないほどのお湯を8時間もキープしてくれるので、小生的には満足です。もちろん、こまめにお湯を飲んでいたらフタの開閉も増えるので温度は下がっていくでしょう。そういう特性を知りながら使えば、ポットの性能に不満を持つことは無いのでは?と思います。

レバー式じゃない保温ポットってほどんど見かけないんですよね。ニトリでもなくなってしまったようですし、メーカーさん、ぜひ作ってくださいませ!

きまぐれ雑記

Posted by Hermitcrab