Mavic Airの唯一の欠点はマニュアル操作(ATTI)ができないこと! │ ELUSIVE DRONE

4つのプロペラを持ち、上下・前後・左右に自由自在に動くことのできるドローン。4つのプロペラが作り出す揚力が100%同じになるわけもなく、また風や気温など気象条件によってフラフラと動くのが当然なのですが、それがピタッとその場に静止したかのようにホバリングするのは、GPSやビジョンシステムなど各種センサーが自位置を正確に把握して、プロペラの出力を微妙に調整することによって成し遂げられているわけです。

GPSは、いくつもあるGPS衛星から複数の信号を受信するわけですが、衛星が真上にあるわけではなく、いくつもの方向から斜めに受信します。広くひらけたところでのフライトなら問題ありませんが、狭いところ、例えば山奥の入り組んだ谷間などではGPS信号が受信できなくなる可能性があります。そういったところでは、Attiモードという特殊なモードに移行します。
AttiモードはGPSやビジョンシステムを一切使用しないモードなので、何も操作しないとドローンがあらぬ方向に進んでしまいます。問題は、Attiモードに任意のタイミングで切り替えることができないこと。GPSを受信した状態で操作していると思っていたら突然Attiモードに切り替わって、同じ操作をしても動きが変わる、ということがありうるわけです。Attiモードに切り替わりそうな環境でのフライトなら、最初からAttiモードで操作したほうが、たぶん危険は少ないですよね。でもそれができないわけです。

Mavic 2 Proを任意でATTIモードに切り替える方法 | フォトグラファーとして生きていく

ネットの海を泳いでいると、Mavic2 Proを改造してAttiモードに切り替えられるようにした事例を見つけました。Mavic Airを、この事例に倣って改造してみることにします。

結果を先にいうと・・・成功しました!!小生のMavic Air、任意のタイミングでAttiモードに切り替えられるようになりました!

※以下の作業を実践される方は自己責任でお願いします。

基本的な手順の説明は前述のサイトにおまかせして、小生が特段に気づいた点を記述します。
ダウンロードしたDJI assistant2 Ver.1.1.2を起動すると、djiアカウントにまずログイン(または新規作成)する必要があります。ログイン後、右カラムのdebug値を0から1に書き換えます。この書き換えは保存されず、アプリを起動するたびに行う必要があるようです。
そしてパソコンに電源を入れたMavic AirをUSB接続しますが、接続するとアプリ上にはMavic Proと表示されます。このバージョンのアプリが出たときはまだMavic Airが発売される前だからかもしれません。気にせず作業を続けます。

パラメーターの項目を選択すると、ずらっと各設定値が出てきます。必要な設定値のみ表示させるため、fswitchでフィルタリングすると、3つの設定項目が出てきました。参考サイトの情報と比較すると・・・Mavic2 Proでも3つの設定項目が出てくるそうです。Mavic2 Proのコントローラーのスイッチは3点に切り替えられるようなので3つ出てくるのは妥当だと思いますが、Mavic Airは2点スイッチなのに3つの設定項目が出てきてしまいました・・・
Mavic Airの3つの設定項目の設定値を見ると、上から3,8,7となっています。3はAttiモード、8はスポーツモード、7はPモード(GPSなど各種センサーを活用する通常モード)とのことです。Attiモードに入るスイッチはMavic Airにはありませんので、Mavic Airのコントローラーのスイッチで、2番目、3番目を切り替えると推理できます。

で、スイッチで切り替えるにはPモードかスポーツモード、いずれかをAttiモードに書き換えるのですが、Pモードを捨てるわけには行きませんので、SモードをAttiモードに書き換えることにします。

8を3に書き換えENTERを押せば、書き換え完了。

動作確認をします。スイッチを右に切り替えると、スマホの画面もAtti表示になりました。

間違えてスイッチを操作しないように、こんなシールを貼っておきました。

動作確認をしておきましょう。改造済みのMavic Airを外に持ち出して、フライト中にスイッチを切り替えてみます。

スマホのスクリーンを録画しました。通常モードのときはGPSを拾ってピタリとホバリングしているMavic Airが、Attiモードに切り替えたとたんに、風にさらわれるように流れていきます。再び通常モードに切り替えると安定したホバリングを取り戻します。Attiモードはこのように挙動することがわかりました。
Attiモードに切り替えられるようになったので、Attiモードでの操縦練習にも使えます。小生のMavic Airはより使える機体になりました。

というわけで、Mavic AirをAttiモード運用する改造事例を紹介しました。ほかのMavicシリーズの改造にも応用できるかもしれませんね。くれぐれも自己責任でお願いします。

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