メタルバンド腕時計の洗浄はセスキ炭酸ソーダで簡単♪こびりついた汚れがあっという間に落ちる!!

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汗ばむ時期になり、身につける物の清潔感が気になる今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。

身につけるものの代表格といえば腕時計ですよね。時間の確認はスマホで、という方も多いと思いますが、小生は昔から腕時計派です。かばんやポケットからスマホを取り出す必要もなく、常に時間を確認できる利便性は捨てがたいので、仕事のときはもちろん、ちょっとしたお出かけのときもたいていは腕時計を付けます。

そんな腕時計ですが、購入直後は傷や汚れを気にするものの、手に入れてからある程度時間が経つと、汚れなどは気にしなくなる方が多いのではないでしょうか。小生もまさにそうで、汚れが目立ってきたときに表面だけ軽く拭き掃除するくらいしか行っていませんでした。

結局、金属バンドの細かい部分に黒い塵芥が溜まり、見た目もよろしくなくなってきてしまい、腕時計のクリーニングについて少し真面目に検討することに。いろいろ調べた結果、なんと重曹やセスキ炭酸ソーダを溶かしたぬるま湯に漬けるだけで、汚れがどんどん落ちるということが分かりました。これはやってみなければ!

腕時計の汚れをチェック!

今回洗浄する腕時計はこちら。いずれもCASIO(カシオ計算機)のOCEANUS(オシアナス)シリーズで、左がOCW-M800TBJ-1AJF、右がOCW-70PJ-7AJF。以下、「黒」「白」と呼ぶことに決めました。

このオシアナス「黒」、購入は2008年ですので運用を始めて13年目です。ヤフオクで未使用品を落札し、自分でバンドの長さ調整を行いました。

↑今以上に拙い文章ですが、一生懸命に記事を書いたことを思い出しました。

オシアナスはソーラー電波時計なので基本的にはメンテナンスフリー。軽量・堅牢なチタン製のケース&バンドで、この13年、全く問題なく動作し続けています。

汚れが溜まる部分は、このようにバンドのコマの間などの細かい隙間部分。いつの間にか黒い粘土状の汚れがこびりついています。

まあこのような部分なら、気づいたときにウエスや爪楊枝などで汚れをかき出すことができなくもありません。

それから、このような段差の窪み部分にも汚れが溜まります。バンドの表面ということもあり、ここが汚れていると、せっかくのチタンバンドが台無しですね。

コマ内部のパーツ周辺になると、汚れもそんなに目立たないものの、掃除するのも一苦労です。

極めつけはここ!バックルの内部には、正攻法では手が届きません。見てください、このすごい汚れ!バックル内部がスエード状に起毛しているかのようです

あとで分かるのですが、コマのピン部分(バンド側面に開いている穴)にも汚れが溜まっているのです。

白い方は運用歴もそれほど長くなく、そこまで汚れていないようなのですが、せっかくなので洗浄に取り組んでみます。

写真では分かりにくいですが、バンドの入り組んだ部分にはやはり汚れが付いています。

そしてバックル内部はこのとおり。セスキ炭酸ソーダの洗浄効果に期待したいところです!

洗浄を始める前に・・・腕時計の防水性能をチェックしとこう。

これからセスキ炭酸ソーダ溶液に腕時計を浸ける準備をします。

腕時計が防水仕様ならそのまま溶液にドボンと浸けてしまえばよい・・・というわけではないので、注意が必要です。

今回洗浄するオシアナスは、黒は10気圧防水、白は5気圧防水です。いずれもそれなりの防水性能を備えていますが、これはあくまで真水環境での防水性能であって、真水とは成分の異なる洗浄液に浸けることは想定されていないと考えるのが妥当でしょう。なので念のために、時計本体は溶液に浸けないよう方針で作業をすることにしました。

白い方は汚れがそこまでひどくないこともあり、後述するようにバンドを一部のみ浸けることにしますが、黒い方は徹底的に掃除したいので、本体からバンドを取り外すことにしました。

このオシアナスのバンドはバネ棒で取り付けられていますので、バンドの着脱にはバネ棒外しを使います。

内部にバネが仕込んであり、両端が伸縮するこのパーツがバネ棒です。バネ棒外しの先端はY字になっていて、バネ棒先端にある輪状の突起に当ててバネ棒を縮めることができます。

このバネ棒、オシアナスだからといって特に変わったものではなさそう。先端が少し曲がってしまっていますね。

セスキ炭酸ソーダ溶液を用意する。

洗浄のキモとなるのはセスキ炭酸ソーダの粉末。Amazonでもちろん買えますが、少量タイプが100円ショップに売られていますのでそちらを利用するのが良いかも。

用意するものは、セスキ炭酸ソーダの粉末のほか、溶液を作る容器割り箸など。ほかにティッシュなど水分を拭き取るもののほか、カメラ手入れ用のブロアーもあった方が良いです。

40℃ほどに温めた1カップ(180cc)の水に、小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダ粉末を入れ、かき混ぜて溶かします。

セスキ炭酸ソーダはアルカリ性で、油汚れや皮脂汚れなどに効果的です。バンドにこびりついた汚れも汗や皮脂に塵芥が混ざったものなので、同じく効果的というわけ。

セスキ炭酸ソーダは無いけど重曹はある、という家庭のほうが多いかもしれません。実は重曹もアルカリ性なので同様の洗浄に使えますが、セスキ炭酸ソーダの方がアルカリ性が強く、しかも水に溶けやすいので、浸け置き洗いにはセスキ炭酸ソーダの方が使いやすいそうです。

セスキ炭酸ソーダ溶液で、レッツ洗浄♪

役者は揃いました。ではいよいよ・・・!

オシアナス、お風呂に入っておいで!

バンドを洗浄している間に、本体を掃除しましょう。せっかくセスキ炭酸ソーダ溶液がありますから、これを綿棒に付けてケース各部を拭き掃除します。

細かい部分の掃除には、赤ちゃん用綿棒がとても便利です。

バンド取付部など、普段は掃除できない部分も思う存分掃除します。綿棒はかなり汚れましたが、ケース本体はスッキリときれいになりました。

掃除が済んだら真水で静かに洗い、成分を洗い流します。ティッシュで水分を吸い取ったら、仕上げにブロアーを吹きます。細かい部分に残った水分をできるだけ追い出すとともに、残った汚れも排除することができます

カメラ用と思われがちなブロアーですけど、いろいろなもののメンテ用に1つ持っておくと役に立ちますよ!

さて10分ほどセスキ炭酸ソーダ溶液に漬けたバンド、どうなったでしょうか?

ギャー!!!

汚れが!汚れがッ!!

冷静に見てみると、こびりついた汚れがバンド本体から離れ、浮き上がっているようです。

ダメ押しにバンドを指で掴んで軽く揺すってみると・・・この汚れ!まるで泥水のよう!

ともあれ、汚れが溶液にほとんど溶け出したようですので、これで引き上げることにします。

まずはセスキ炭酸ソーダ成分を落とすために、水洗いをします。

セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性で、溶液を素手で触るとわずかにぬめりを感じます。溶液に粘性があるわけではなく、アルカリ性の溶液で指先のタンパク質が溶かされてヌルヌルするんですよね。本当は素手で触らないほうが良いですし、触った場合は流水で充分に洗い流す必要があります。

セスキ炭酸ソーダ溶液には続けて、白い方を投入します。こちらはバンドを付けたまま作業しますので、このように割り箸に載せて、バンドだけが溶液に浸かるようにします。

きれいに拭き上げよう♪

再び黒い方のバンド洗浄の続きに戻ります。

しっかりと水洗いしたあとティッシュで水分を拭き取りますが、水分と一緒に黒い汚れがまだまだ出てきます。

ここで再度ブロアーの登場。隙間に残った水分と一緒に汚れが吹き出してきます。コマの隙間のほか、ピンの穴からも黒い汚れが出てきます。ブロアーをひと通り吹いたら、もう一度水洗いを繰り返しておきました。

チタンとはいえ金属を水が付いたままの状態で放置すべきではありません。ステンレスバンドも然り。そういう意味でも、ブロアーで水分を飛ばしておくことには意味があります。

きれいになったバンドを本体に再び取り付け、作業完了。さて、きれいになったでしょうか??

なんということでしょう!

地金のシルバー色と黒い汚れとでツートンカラーっぽかった小生のオシアナスが、まるで新品のように、鈍く光ったチタン色一色に!

ああ、このオシアナスはこんな色だったんだ・・・!

汚れの巣窟ともいうべきバックル部分も、特にブラシで擦ったりせずともこの仕上がりに!

汚れが落ちた分小キズが目立つようになったかもですが、それもまた良し!

コマの隙間やピン穴もスッキリ。ピン穴には黒く汚れた水分が残りがちなので、ブロアーで丁寧に排除しました。

たった10分漬けただけでこの仕上がりですもの。かなりの達成感を味わっています

腕につけてゴキゲン♪

・・・と、白いほうがまだ作業途中でした。

溶液から引き上げる前に、バンドを水面ギリギリまで浸けて、セスキ炭酸ソーダ溶液ができるだけ行き渡るようにしてみました。

こちらは5気圧防水なので、水洗いも慎重に行いました。

ティッシュで拭いてみると・・・そんなに汚れてないと思ってたのに、こんなに汚れが出てきました!

水洗い、拭き上げ、ブロアーを繰り返し、白い方も洗浄終了。

コマの周りはしっかりときれいにすることができました。

ピン穴からはやはり黒い汚れが出てきましたが、丁寧にブロアーを吹くことで汚れを取り除くことができました。

バックルのOCEANUS刻印もこのとおり!

バックル内部の汚れも落とすことができました。

まとめ。実質15分程度の作業で満足な仕上がりになりました。

小生は写真を撮りながら作業しましたので1時間ほどかかってしまいましたが、実際の作業は溶液作り・漬け込み・拭き上げで15分程度。セスキ炭酸ソーダや重曹がご家庭にあれば初期投資もなく、メタルバンドの時計をきれいに洗浄することができます。

またポリデントなどの入れ歯洗浄剤でも同様の効果が得られるとのこと。

腕時計の防水性能に留意しつつではありますが、作業自体はとても簡単です。スッキリときれいになった腕時計と一緒に暑い夏を乗り越えましょう!!

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【おまけ】

ちなみにこちらが残ったセスキ炭酸ソーダ溶液。これだけの汚れが愛用の腕時計に付着していると思えば、クリーニングへの意欲も高まることでしょう!

おわり。

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