旧型ThinkPadをUSB Type-Cケーブルで充電するよ!

最近のThinkPadノートパソコンはUSB Type-C給電が標準になっているそうですが、小生が運用しているX260の電源コネクタは、ThinkPadでは昔からおなじみ、四角タイプのコネクタです。

左のコネクタがそうなんですけど、ThinkPadユーザー以外ではあまり見たことが無いのではないでしょうか。NECのノートパソコンにも採用されているそうですが。
見てのとおりガッシリとしており壊れにくそうで良いんですが、汎用コネクタではないため万が一のときの替えがありません。前述のとおり今どきはUSB Type-C給電がトレンドですので、X260への給電方法を冗長化するためにUSB Type-C給電ができるようにしてみました。
USB Type-C給電のためにはUSB PD給電できるACアダプタが必要ですが、すでに購入済み。

追記:紹介していた製品はディスコンのようなのでAmazonで買える同等品のリンクを掲載しています
USB PDについてもいろいろ調べました。平たくいうと、USB Type-Cケーブルを使って最大100W(20V5A)で電源供給できる規格です。
X260の電源供給をUSB Type-Cケーブルで行うには2つのステップがあり、ひとつは電力、もうひとつはコネクタ形状の変換です。

これはX260の純正ACアダプタです。電源ケーブルはコンパクトな直結タイプに交換しています。
ACアダプタに記載があるとおり、X260には20V2.25A=45Wを供給可能な電源機器が必要ということがわかります。
購入済みのBaseusACアダプタはというと・・・

一番上のType-Cコネクタだと最大65W(20V3.25A)の出力が可能。ということは、X260の稼働に必要な20V2.25A=45Wを余裕で給電できることになります。

USB Type-Cを角型コネクタに変換するアダプタも流通しています。
このような、角型コネクタとType-Cコネクタがケーブルで繋がっているものや・・・
このように一体化したものもありますので、好みでどうぞ。小生は上のケーブルタイプを選びました。
ちなみに小生は例のごとくAliexpressで購入。送料込みで240円で買えたものの、案の定、届くまでほぼ1ヶ月掛かりましたw

USB Type-Cケーブルは、前回も紹介したBaseusの60W給電可能なもの。
安価なType-Cケーブルには大電力を流せないものもあるようです。購入するときは商品名やスペック表を必ずチェックしましょう。

純正ACアダプタと、今回揃えたセットを比較してみました。純正の方は直結電源コネクタのおかげですでにかなりコンパクトになっていますが、USB PD充電器とケーブルのほうが明らかにコンパクト。そしてこちらの大きなメリットは、充電器やケーブルをスマホなど他のガジェットの充電にも使えるということでしょう。旅は何かと慌ただしくなってしまいがちですけど、荷物を減らすことができ、心に余裕が生まれそうです。

USB Type-Cケーブルと変換コネクタをまず接続し、ケーブルをコンセントにさした充電器に接続してから、最後にコネクタをX260に繋ぎます。

Lenovo Vantageという状態確認アプリでチェックしてみると、65W ac電源が接続されていますとの表示が。電源接続と認識され、バッテリーに充電できているようです。
ちなみに純正ACアダプタ(45W)を接続したときには、45W ac電源が接続されていますと表示されました。
Lenovo USB Type-C – スリムチップアダプター | Adapters | レノボジャパン
なおこのアダプタはLenovo純正品も販売されています。つまり角型コネクタ-USB Type-C変換を介しての給電は、あくまで純正品を組み合わせるという条件付きでしょうが、Lenovoも認めている運用法と解釈することができます。
今後の運用ですが、純正ACアダプタは自宅据え置き用にして、USB PD充電器セットの方を出張など旅に持ち歩く用にしたいと考えています。これは良いものだ・・・!
余談ですが良さげなUSB Type-Cケーブルを見つけました。5AのUSB PD給電が可能でUSB3.1G2対応なので最大10Gbps転送可能。レビューによると映像出力にも対応していて、実売650円程度。これを買っておけば間違いないでしょう。この価格でこのスペック、中華通販の出る幕なしです。
■追記:L型コネクタも導入してみました。こちらもいいですよ!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません