洗車用蓄圧式フォームスプレーレビュー。のんびり洗車のお供に使える!

洗車用蓄圧式フォームスプレーのレビュー記事です。小生は地元のホームセンターで洗剤と一緒に購入しました。
ネットやAmazonではコーナンオリジナル商品として出ていますけど、小生が購入したのはおそらく同等品じゃないでしょうか。どちらもOEMではないかと。
この製品、実は半年くらい前に購入していました。よいレビューにつられて、洗車が少しでも楽になればと期待していたのですけど、期待が大きすぎたのか実際に使ってみると期待通りの働きをしてくれませんでした。幻滅してしまったので再び使うことのないまましまい込んでいたのです。
そして今。長い冬が終わり春がきたので、久々に洗車をしようと思って、このフォームスプレーのことを思い出しました。そしてもう一度試しに使ってみたところ・・・意外と良かった(笑)期待しすぎず、使いどころを心得て活用するのが良いかもしれません。
今回の洗車手順

- ミスト状の水圧で、車全体に水を掛ける
- 直噴に切り替え、水圧で溝部分の土汚れを掻き出す
- 直噴の水圧で落とせる軽い汚れを落とす
- 洗剤を入れ、全体に泡洗剤を掛ける
- 水を入れたバケツとマイクロファイバークロスに持ち替え、車全体を優しく洗う
- 再び水を入れ、泡を洗い流す
- マイクロファイバークロスで拭き上げる
- 汚れが落ちた愛車を愛でる
よくやっている水洗車に、泡洗剤が追加されたイメージです。正直、泡洗剤を使う手間に見合ったメリットが有るのかわかりませんけど、洗剤を使うとなんか洗車したって気になりますね。
このフォームスプレーに期待してはいけないこと
- 手早く汚れが落ちる!
- しっかりとした泡が出る!
- 水圧がしっかりしている!
- 楽に洗車できる!
- タンク容量が大きいから水を汲む手間も省ける!
今回使ってわかったことは、こういうことを期待してこのフォームスプレーを使うと幸せになれない、ということ。なぜなら。
手早く汚れが落ちるという期待!
一般的な洗剤はアルカリ性なので酸性の汚れ、例えば油汚れや虫の死骸などに効きます。ですがクルマの汚れは多種多様なうえ、直射日光、風雨、乾燥などで汚れが固着しがち。汚れを落とすには、結局スポンジやマイクロファイバークロスで擦り落とすという手順が必要なのです。
しっかりとした泡が出るという期待 !
コーナンオリジナルの方のレビューを見てみると、高級フォームスプレーに比べ泡持ちが悪いという話があります。洗剤が指定する希釈割合よりやや濃い目の洗浄液を作った方が、持ちの良い泡を作れるかもしれません。
水圧がしっかりしているという期待 !
製品上部のポンプをシュコシュコすることで、タンク内部の圧力を上げ、その圧力で水や洗剤を噴射させるのがこの手のスプレーの原理です。タンク内部の圧力は、正確に言うとタンク内部の空気の圧力です。空気をポンプで圧縮するわけで、水を圧縮できるわけではありません。つまり、タンク内に水や洗剤がいっぱいに入っている状態だと、圧縮できる空気の量が少ないので、おのずと水圧はすぐに弱まってしまいます。
実際に使っている方ならわかると思いますが、水や洗剤をある程度消費したとき=タンク内に空気も充分にある時が、最も圧力が長持ちします。こういう原理を知ったうえで使わないと、「すぐに圧力が弱まってしまう!」というネガティヴな印象が先行してしまいますね。
楽に洗車できるという期待!
何を持って楽というか人それぞれでしょうけど、少なくとも小生にとって、洗剤を使うと洗い流しの手間が増えるので、とても楽とは言えません。一方で、クルマの屋根の上など、従来の水洗車では水を届けづらかったところにも水を掛けられるというメリットはありました。
上の水圧のところにも書きましたが、頻繁にポンプをシュコシュコしないと水圧を維持することはできません。
また水と洗剤を入れ替えるときは、ノズルやストロー状のパーツをセットし直すなど、手間も掛かります。
タンク容量が大きいから水を汲む手間も省けるという期待!
タンク容量は2リットルです。これも小生の印象ですが、泡洗剤を車全体に掛けるには充分な量です。
一方で、車全体を濡らすとか、泡を洗い流すにはまるで足りません(笑)とはいえタンク容量が大きくなれば重量も重くなりますし、悩みどころです。洗車場所に水道設備がない小生は、バケツに水を入れて用意しておき、タンクが空になったらバケツから水を注ぐことで、都度水を汲みに行く手間を省いています。
どう使うのが良いのか
- 水道設備がすぐ近くにある方・・・フォームスプレーは泡洗剤噴射用に使った方が良いかも
- 水道設備がない方・・・バケツなどに水を充分用意して作業するのが良いかも
- 汚れを落としたい方・・・洗車用スポンジやマイクロファイバークロスも併用しよう
- 手早く洗車したい方・・・水のみ直噴で、水圧で落とせる汚れだけを落とすのが良いかも
- 時間がある方・・・まったり洗車しましょう
タイヤ交換と同じで、洗車もプロに任せるという手もあります。自分で洗車するメリットはコスト面ではなく、クルマ全体を間近に見ることで微細な傷、破損などを発見できること。また掃除することで心の安定を維持すること。これらではないでしょうか。そんなのんびり洗車のお供に使いましょう。
開封の儀
コーナンオリジナルの方の開封の儀はネットに上がっていますけど、こちらの方は見かけないので、一応開封の儀をしておきます。

フォームスプレーの箱はこんな感じ。左は一緒に買ったDCMブランドの洗剤です。

洗剤は20倍希釈タイプのごく一般的なものです。成分を見てみると、防錆剤って入っているんですね。

中身もまんまコーナンオリジナルですが、正面のロゴが違いますね。ENEGY GEAR (EG)って書いてあります。

真ん中の大きいのが蓄圧ポンプで、すぐ横の小さな丸は減圧バルブです。ハンドルの付け根には噴射スイッチ(ホールド機能付き)、右側が噴射口で、ここに水用/泡洗剤用のノズルを取り付けます。

黒が泡洗剤用、緑が水用ノズル。下にあるストローで液体を吸い上げて噴射するのですが、なんと水と洗剤とで付け替えなければなりません。

水のときはこちら。ストローの先のパーツはボトルの底に来るようにします。

洗剤のときは、先のパーツが上に来るように取り付けます。

ノズルのアップ。左の水用ノズルは、ネジ止めされている先端パーツを締めたり緩めたりすることでミスト/直噴の加減を調節することができます。
右の洗剤用ノズルは、先端パーツを回転させることで泡の向きを変えられます。
ということで、どこからどうみてもコーナンオリジナルと同等に見えるENEGY GEAR (EG)です。DCM系ホームセンターで販売されていますので見てみてください。
コーナンオリジナルはAmazonで買えますよ。
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