Xiaomi Mi Maxに最新のLineageOS17.1(Android10)を入れてみた。
久々にROM焼きネタです。予備のスマホとして保管しているXiaomi Mi Max (hidrogen)にLineageOS17.1を入れてみました。メインスマホのUmidigiF1はAndroid9なので、うまくいけば小生がはじめて触るAndroid10機となります。
久々の作業につきいろいろ調べながら作業したので、記録を残しておきます。
[ROM][10.0][UNOFFICIAL] LineageOS 17.1 [STAB… | Xiaomi Mi Max
作業手順はこちらにあるとおり。ファイルのダウンロード先のリンクも紹介されています。では作業を始めましょう。
①必要なファイルをダウンロード
LineageOSのROMファイルはもちろんのこと、リカバリーも最新のものを入れよとのことですので、twrp-3.3.1-0-hydrogen.imgをダウンロードしておきます。
Gapps(Googleサービスのパッケージ)はちょっと注意が必要です。
自分のスマホにマッチした選択する必要があります。Platformは平たくいうとスマホのSoCですね。Mi MaxのSoCはSnapdragon 650で64bitCPUを内蔵ですから、PlatformはARM64が正解となります。
Androidは当然バージョン10で、その次のVariantも曲者。これまた平たくいうと、システムにあらかじめ組み込んでおくGoogleサービスの量、ということだと思います。tvstockはAndroidTV向けなので別ですが、それ以外は最小限のpicoから全部盛りのsuperまで、メニュー各種揃えていますという感じなのです。
全部盛りのsuperが良さそうに思えますがさにあらず、ソフトウェアというものは相性問題がつきものなので、選択は慎重にする必要があります。Gappsはリカバリーからインストールしますので、相性が良いものも悪いものもフレームワークごとリカバリーレベルでとにかく突っ込んでしまい、相性の悪いサービスがOSの動作に支障をきたすことは多分にありえます。
GooglePlayさえ入っていればOSを無事インストールしたのちにGooglePlay上でGmailやマップなどインストールできますので、ここではもっともシンプルなpicoを選択しダウンロードします。
②インストールするファイルをSDカードにコピー
ダウンロードしたGappsとLineageOSROMをSDカードにコピーします。
③fastbootコマンドを使用可能な環境を作る
adbコマンドを使う環境を簡単に構築する | 新・かみひろぐ
上記サイトをご参照ください。小生はすでに導入済み。
必須ではありませんが作業を簡単にするため、ダウンロードしたtwrp-3.3.1-0-hydrogen.imgを、fastboot.exeと同じフォルダにコピーしておきましょう。
④Mi Maxをfastbootモードで起動
パソコンとMi MaxをUSBケーブルで繋ぎ、音量下を押したまま電源ボタンを長押ししてMi Maxを起動。fastbootモードに入ります。
この画面になればOK。パソコンから送信するfastbootコマンドをMi Maxが受け付ける準備が整いました。
⑤Mi MaxにTWRPをfastbootコマンドでインストール
以下のfastbootコマンドを打ちます。
fastboot format userdata
fastboot flash recovery twrp-3.3.1-0-hydrogen.img
fastboot boot twrp-3.3.1-0-hydrogen.img
うまくいけば、これでMi MaxにTWRP3.3.1.0がインストールされ、3つ目のコマンドでMi Maxが再起動しTWRPが起動します。
ちょっと複雑? Mi MaxにTWRPを導入 – がじぇったほりっく
⑥TWRPでの作業
できるだけクリーンな環境にLineageOSをインストールするために、不要なファイルを削除します。
System、Data、Cacheを選択し、Wipe(消去)します。
その次にROMとGappsのインストールです。SDカードにGappsとLineageOSのROMファイルがあるので、ROMファイル→Gappsの順にひとつずつInstall。
インストール中。2つともインストールしたら、Mi Maxを再起動します。
初めてOSが立ち上がるときは、本当にうまくいったかと不安になりますが・・・
起動しました!
初めてのAndroid10!不思議な壁紙!
⑧動作チェックをしときましょう
Android10になっていることを確認!
最初に入っているアプリはこれだけ。GooglePlayがあるので問題なし。
Android10の特徴の一つに、OSレベルでサポートされたダークテーマがあります。画面の眩しさを抑えると同時に、消費電力も抑えられるという話もあります。
SIMカードを入れての動作チェックも行ってみました。LTEを掴みましたし概ね問題はないのですが、電話機能をチェックしてみると、発信はできるものの、なぜか着信できません。
いろいろ試してみると、どうやらLTE(4G)と3Gの切り替えが上手くいかないようです。優先ネットワークをWCDMAのみにしてみると・・・
アンテナピクトにH(Foma HighSpeed)と表示され、電話を掛けると着信しました。
Mi MaxはたぶんVoLTEに対応していないので音声通話のときは3G回線に切り替わるのですけど、その切り替えがうまくいっていないのかも。まあ回線は安定するまで時間がかかることがあるので、折をみて検証したいと思います。
Mi Maxは数ヶ月前に2回目の電池交換をしたところですし、サブスクリプション用の音楽プレーヤーとして引き続き運用していきます。
そうそう、上の写真でも使っているiBasso DC01ですけど、DC02ともに生産終了なのだそうです。
【重要なお知らせ】
— iBasso Audio Japan (@iBassoAudio_JP) June 10, 2020
iBasso社製 USB-DAC「DC01/DC02」につきまして、この度メーカーでの製造が終了する運びとなりました。
それに伴い国内の取扱いも終了とし、現状の流通分限りで終売とさせて頂きます。サポート業務につきましては継続して行って参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/YOzEaQM5P1
iBasso DC01は2.5mmバランス出力可能な小型USB-DACとしては数少ない選択肢のひとつなので、興味のある方は今のうちに手に入れておいてはいかがでしょうか。
以下はfastbootログです。
C:\Program Files (x86)\Minimal ADB and Fastboot>fastboot format userdata
< waiting for any device >
Creating filesystem with parameters:
Size: 26705113088
Block size: 4096
Blocks per group: 32768
Inodes per group: 8192
Inode size: 256
Journal blocks: 32768
Label:
Blocks: 6519803
Block groups: 199
Reserved block group size: 1024
Created filesystem with 11/1630208 inodes and 146354/6519803 blocks
target reported max download size of 536870912 bytes
erasing 'userdata'...
OKAY [ 4.156s]
sending 'userdata' (138957 KB)...
OKAY [ 4.371s]
writing 'userdata'...
OKAY [ 1.824s]
finished. total time: 10.364s
C:\Program Files (x86)\Minimal ADB and Fastboot>
C:\Program Files (x86)\Minimal ADB and Fastboot>fastboot flash recovery twrp-3.3.1-0-hydrogen.img
target reported max download size of 536870912 bytes
sending 'recovery' (19408 KB)...
OKAY [ 0.629s]
writing 'recovery'...
OKAY [ 0.305s]
finished. total time: 0.946s
C:\Program Files (x86)\Minimal ADB and Fastboot>fastboot boot twrp-3.3.1-0-hydrogen.img
downloading 'boot.img'...
OKAY [ 0.617s]
booting...
OKAY [ 0.602s]
finished. total time: 1.228s
C:\Program Files (x86)\Minimal ADB and Fastboot>
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