
やらかしました。
もともと顔料インク(セーラー・蒼墨)を入れていたプレジールに、古典インク(ペリカン・ブルーブラック)を補充してしまいました。
補充したときは違うインクを入れたことに気づいてなくて、使っているうちに、なんか色味が違うな・・・との思いが強くなってきた挙げ句の果てに気づくという体たらくです。
古典インクと顔料インクの混合は禁忌です。インクの成分が反応して沈殿物を作り、最悪は万年筆が再起不能となってしまいます。
小生がとった対処法を記録しておきます。
やらかしました。
もともと顔料インク(セーラー・蒼墨)を入れていたプレジールに、古典インク(ペリカン・ブルーブラック)を補充してしまいました。
補充したときは違うインクを入れたことに気づいてなくて、使っているうちに、なんか色味が違うな・・・との思いが強くなってきた挙げ句の果てに気づくという体たらくです。
古典インクと顔料インクの混合は禁忌です。インクの成分が反応して沈殿物を作り、最悪は万年筆が再起不能となってしまいます。
小生がとった対処法を記録しておきます。
セーラー万年筆の顔料インク【蒼墨】をパイロット万年筆のカクノFニブに入れて使っています。
初めての顔料インク!セーラー万年筆『蒼墨』をカクノに入れてみた。 | HERMITCRAB
カクノはカジュアルに使え、ステンレスペンならではのキビキビとした筆記感が好きなんですけど、とにかくドライアップしやすいんですよね。スリップシール機構を備えたプラチナ万年筆のプレピーと比較すると、インクをロストしていく速度は明らかに早いです。
蒼墨はそれなりに高価なインクですし、インク補充が頻繁すぎて面倒になってきたので、蒼墨担当の細字万年筆はプレジールに任せることにしました。
ペリカン古典ブルーブラック入りプレジールを洗浄し、今度は顔料インク【蒼墨】を入れた。 | HERMITCRAB
プラチナ万年筆のプレジールは、安価ながら高見えする金属軸と、同社の特許技術スリップシールを備えた、鬼コスパ万年筆です。
担当替えにあたり、長らく蒼墨を入れていたカクノを洗浄することにします。
小生が今最も気に入っているインク、それが、ペリカン(Pelikan)社の4001ブルーブラックです。鮮やかすぎない、どちらかといえば深みのあるブルーで、古典インクらしい色の変化も楽しめるので、意味もなく文字を書きたくなります。舶来物のインクとしては安価なのも良き。
古典インクは万年筆を痛める扱いが厄介なインク、と言われたりしますが、小生はTWSBIに入れたりプレジールに入れたりと、一般的な染料インクと同じ感覚で使っています。
万年筆適当主義 (鉄ペンに古典インク入れちゃうし、定期的な手入れもしてないよ。) – 趣味と物欲
そもそも、プラチナ万年筆の最廉価万年筆プレピーに付属のブルーブラックは同社の古典インクですからね。古典インクを付属させているということは、古典インク最高!どんどん使ってくださいという同社の姿勢の現れでしょう。
プレピーブルーブラックMニブを使って、古典インクを最安値で楽しむよ! | HERMITCRAB
さてこのプレジールには、ペリカンのブルーブラックを入れています。このままブルーブラックを使い続けても良いのですが、ブログネタとして洗浄することにしました。
プラチナ万年筆のプレジールを追加購入しました。お色はフロスティブルー、ニブはM(0.5/中字)です。
ズボラな自分だけど古典インクを使いたい!プラチナ万年筆なら、なんとかしてくれるさ!! | HERMITCRAB
今回購入したプレジールは2本目です。1本目は、ブラックミスト細字で、コンバーターを入れてペリカンのブルーブラックインクを入れています。
プレジールは、プラチナ万年筆の下から2番目のグレードです。定価1,000円~1,500円ながら、金属ボディ、書き味なめらかなステンレスニブ、そしてプラチナ万年筆の特許技術であるスリップシールを備えています。
機能的には最廉価グレードのプレピーシリーズと同じですけど、丈夫で割れないボディと高見えするスタイルが魅力ですね。
現行品では12種類のカラーバリエーションがあり、年に1回のペースで特別カラーもリリースされます。それぞれF(0.3/細字)とM(0.5/中字)を選択することができます。
小生が購入したのはフロスティブルーというカラー。以下で紹介していきます。
染料とか顔料とか、インクジェットプリンタのインクでよく出てくる単語ですよね。CMYKの染料インク+顔料ブラックという組み合わせが、普及クラスのインクジェットプリンタの定番だったりします。
染料インクは水に溶ける染料を原料としていて、顔料インクは水に溶けない顔料を成分に含んでいます。紙への定着性が良く水濡れに強いことが顔料インクの強みですけど、万年筆で使うにはこの強みがデメリットとなってしまいます。万年筆は毛細管現象でインクを流す仕組みですので、水分に溶けない顔料が細かい万年筆内部に固着してしまうと、なかなか大変な事になってしまうのです。
そんな顔料インクを万年筆でもより安全に使うために、インクメーカーは技術の粋を集めて顔料インクを作っています。パイロットはその名も『強色(TSUWAIRO)』という顔料インク(インキ)を2022年3月4日に発売しました。
万年筆用顔料インキ『強色(TSUWAIRO)』発売 | プレスリリース | PILOT
セーラー万年筆の顔料インクの歴史はもう少し古く、2004年に発売した極黒(きわぐろ)まで遡れるようです。
「蒼墨」が加わり弊社の顔料インクは計11色になりました。「染料と比べて顔料は随分少ないな」と思う方もいるかもしれませんが、顔料は染料のようにインクを混ぜて色を作る方法がとれないため、1色開発するのにかなりの時間と労力を要します。ここで弊社の顔料インク発売の歴史を振り返ってみましょう pic.twitter.com/ujWdutisUE
— セーラー万年筆【公式】⚓ (@sailor_1911) April 23, 2018
気になっていた顔料インクを小生も使ってみることにしました。セーラー万年筆が2018年より販売している蒼墨(そうぼく)です。
複数本の万年筆を持ち運ぶ際は、普通のペンケースに入れてると、万年筆同士がぶつかるカチカチ音が気になります。小生は安価な万年筆しか所有していませんけど、1万円以上する高価な万年筆とかだと、傷付きも心配になりますよね。
筆記具メーカーのパイロット(PILOT)は、万年筆のほか、ペンサンブル(Pensemble)というナイスな名前の万年筆ケースも作っています。ペンサンブルは、万年筆を1本ずつのコンパートメントに入れられ、他の万年筆と接触しない構造になっています。使うほどに味わいの増す本革のロールタイプで、所有欲を満たしてくれます。
Pensemble (ペンサンブル) | 製品情報 | PILOT
収納できる本数によっていくつかタイプがありますが、小生は5本差せるタイプを購入し、半年ほど使っています。
常用している万年筆インクの耐水性が気になったので、自分で実験をしてみました。
デスクにゆったりと座り、武士が鯉口を切るがごとくゆっくりとキャップを外し、深く息を吐きながらそっとペン先を紙に下ろす・・・そんな優雅な風景が似合う、それが万年筆。
しかしながら、万年筆デビューしたばかりの小生には残念ながら時間も余裕もなく、万年筆のキャップを外すことさえもどかしいときには、思わず使い慣れたノック式のボールペンを手に取る始末。もっと万年筆を使っていきたいと思い、パイロット万年筆のノック式万年筆、キャップレスデシモを購入しました。
購入して3週間ほど使っていますが、かなり使える万年筆です!