Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen9 画面が勝手に暗くなる現象を検証する
最近の自動車は凄いですよね。オートでなんでもやってくれるんですもの。オートヘッドライト、クルーズコントロールはもちろん、追突回避装置、ラインを越えそうになったら警告が来たり設備によってはハンドルアシストで強制的に車線上に戻されたり。ハイビームも単なるオートオンオフだけではなく、対向車の位置を感知してその方向のみハイビームをキャンセルしたりと、至れり尽くせり。
オート動作って、意識せず勝手に動いてくれてればよいんですけど、意識しちゃったり、自分の意図しないところで動作されたりすると気になっちゃいますよね。
かくいう小生も、もちろんオート動作の恩恵には預かっています。間欠ワイパーにパワーウインド、そしてなによりオートマですよね。一応マニュアル車も運転できますけど、オートマの便利さは小生が語る必要もないほど。ですけどやっぱり、意図しない動作はあまり必要ないかな。まあテクノロジーについていけてないだけとも言えますが。
久しぶりに買ったノートパソコンLenovo IdeaPad Pro 5i Gen9が凄すぎる記事は書いていますけど、使い始めた当初に迷った動作がありました。それは、起動したまま放置すると1分もしないうちに画面がオフになりスリープしてしまうこと。
具体的には、ある程度の時間が経つと画面輝度が最低くらいまで下がって暗くなり、更に数秒経つと画面がオフになります。システム自体はスリープ状態のようで、通常の手順で復帰は可能です。
自動スリープ自体はバッテリー消費を抑えるのに有効なシステムですし、セキュリティ対策にも効果はありますけど、タイピング中に少し考え事をして手を止めたりするだけでスリープに入ってしまうと仕事が滞ってしまいます。それに、自宅で電源接続時には不要な機能です。最初に書いた最近の自動車に付いてる余計な機能のようにも感じてしまい、詳細な動作ルールを調べたくなりました。

まずはWindowsの電源設定をチェックしてみました。こんな感じで、バッテリ駆動時の画面オフは3分後の設定で、電源接続時はスリープまで10分と、充分に長く設定してあります。1分やそこらで画面が消灯してしまうのはなにか別の設定が走っているはず。

LenovoのユーティリティソフトLenovo Vantageの設定をチェックしてみると、ゼロ・タッチ・ロックというなんともわかりやすい名前で設定項目がありました。
ゼロ・タッチ・ロック
この機能は、デバイスから離れるとディスプレイを暗くしたり、モダン・スタンバイ状態でデバイスをロックしたりします。この自動ロック機能により、デバイスが放置された場合の電力消費量と不正使用の可能性の両方が低減されます。
ゼロ・タッチ・ロックが有効だと、離席したとシステムが判断したときに自動でロックがかかるようです。

詳細設定に、ロックが掛かるまでの時間を設定できます。時間は3パターンから選ぶことができ、検証したところ以下のようなものでした。
- 速く 5秒で画面暗くなり、その10秒後に消灯、スリープ移行
- 中程度 2分で画面暗くなり、その10秒後に消灯、スリープ移行
- 遅く 7分で画面暗くなり、その10秒後に消灯、スリープ移行
速くだとあっという間にスリープしちゃうので、中程度がちょうど良いと感じました。この設定はWindowsの設定に優先となるとのことです。
ただ検証はこれでは終われません。Lenovo Vantageに記載のとおりゼロ・タッチ・ロックはユーザーが離席したときに発動する機能なので、システムがユーザーの存在を何らかの形で検知していることになります。

IdeaPadのカメラは必要なとき以外は閉じた状態で使っていますので、カメラで小生を検知しているわけではなく、存在検知のための別のセンサーがどこかにあるのではと推測されます。
上の写真は小生のIdeaPadですが、カメラの左右の黒いツヤツヤの部分、なんか怪しいですね。ここにセンサーとかが仕込まれてそうです。
いろいろ試したところ、普通にタイピングしているときはもちろん、タイピングの手を止めただけで顔や体の位置が変わっていない場合は、ゼロ・タッチ・ロックは発動しないことがわかりました。
椅子に深く座るなど、IdeaPadと顔や手の距離が1mくらいになるとゼロ・タッチ・ロックは発動しますが、再び身体をIdeaPadに近づけると、キーを押したりしなくてもスリープ解除となります。顔は離していても、手をIdeaPadに近づけるなどすればスリープ解除となるので、顔認証ではなく赤外線センサーなどでニンゲンの存在を判定しているのかも。

ちなみにゼロ・タッチ・ログインという項目もあり、顔認証を利用したログインも可能とのこと。顔認証を使用しておらず検証できませんが、こちらの項目には具体的な検出範囲の設定項目があります。
Lenovo VantageはThinkPadのほかIdeaPadなど、Lenovo製のパソコンにプリインストールされています。PCがWindowsの設定とは異なる動作をする場合は、いちどLenovo Vantageの設定をチェックしてみると良いかもしれません。

Thunderbolt4搭載のPCも初めてなので、満を持してUSB-Cハブを買ってみました。ケーブル1本で充電から外部モニタ出力から音声出力までこなせるとは・・・良い時代になりました。
おいおいレビューします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません