スーパーの缶詰コーナーでこんな製品を見つけました。いなばのチキンとタイカレー(辛さレベル4/5)、バターチキンカレー(辛さレベル2/5)、チキンとインドカレー(辛さレベル1/5)です。
商品情報 | カテゴリ | カレーシリーズ | いなば食品株式会社
驚いたのはこの表示。温めなくても美味しく食べられます。とのことです。
カレーって冷えると油脂がつぶつぶに凝固して食感が非常に悪くなるじゃないですか。そんな印象が強いので、温めなくても食べられるカレーってのが気になり、3種類購入した次第。味はもちろんですが、温めなくてもよいということは災害時の非常食にも使いやすいかもしれないしね。
成分表示はこんな感じ。真ん中のバターチキンカレーの成分の少なさが目立ちますがそれはともかく、お肉には鶏肉を使っているんですね。確かに鶏肉は常温では油脂が固まりにくいから、常温食料にはぴったりでしょう。そして原産国はいずれもタイとなっています。
100gあたりの栄養成分表示はこんな感じ。内容量はどれも115gなので、1缶全部食べるとこの成分表示より少し多めに摂取するイメージですね。
賞味期限は見事にバラバラですが、長いものだとあと3年近く保存できるものもあります。備蓄食料として良くないですか?
開けてみました。それぞれ予想通りの色味です。
お肉を掘り出してみました。こんな小さな缶にしてはお肉の割合が結構大きい気がします。
それぞれ食してみました。美味しいことは分かってますので、小生が知りたいのは、常温でも美味しいのか、ということです。
まずは右のチキンとタイカレーから。表示のとおりグリーンカレーで、結構辛いですが様々な香味がブレンドされた複雑な味わいです。冷たいまま食べてますのでやや油脂分のザラザラ感はありますが、そこまで気になりません。
続いて真ん中のチキンとインドカレーをいただきます。第一印象は、鶏肉で作ったハヤシライス!辛さレベル1なのでホットな感じはありませんけど、なんだか懐かしい洋食のイメージです。
最後に左のバターチキンカレー。表示にあるとおりバターやココナツの甘みや香りを感じる上品なカレーです。これまでの2つほどの個性は感じませんが、ご飯が進むのは間違いありません。
3種類とも常温で食しましたが全然イケる感じでした。塩味はしっかりとあるので、お米やパン、パスタなどと一緒に食べれば立派な食事になります。もちろん湯煎などで温められればもっと美味しくいただけることでしょう。
長期保存可能な缶詰なので非常食にもよさそう。どれも個性的な味わいなので、単調になってしまいがちな非常時の食事が華やかになること間違いなしです。ただし使用済みの缶はかさばるので廃棄方法を想定しておく必要があるのと、辛いのが苦手な人には勧めにくいかもしれません。小生は自宅用にストックしておこうと思います。