【KBEAR KS1】1DDのシンプル設計ながら充分楽しめる中華イヤホン！
中国のイヤホンセラーEasy earphones（@hulang9078）さんより、国内未発売のKBEAR KS1というイヤホンを頂いたので紹介したいと思います。
KBEAR KS1はダイナミックドライバを1発のみ搭載したシンプルな設計のイヤホンです。小生が保有しているイヤホンは最低でも1DD+1BAという構成なので、BAを搭載していないイヤホンにそこまで期待をしていなかったのですが、実際に使ってみると、BA無くてもいいんじゃね？と思わせるくらいの上質なサウンドを聴かせてくれました。
ただこのイヤホンのポテンシャルを引き出すにはデフォルト構成では力不足なので、そのあたりも含めて小生なりの感想を書いていきます。
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Aliexpressでの売価は、だいたい2,000円といったところです。小生の保有しているKZ ZSN ProやTRN ST1と同価格帯ですね。
パッケージは他社の低価格帯中華イヤホンと同じサイズ感でした。
パッケージ裏面にはなんと日本語で仕様が書いてありました！日本国内で販売しようという強い意志を感じます。
パッケージを開けるとまずイヤホンが見える演出も、ほかのイヤホンと同じ感じですね。KBEAR KS1はホワイトとブラックの2色ありますが、小生はブラックをチョイスしました。
セット内容はこんな感じ。イヤーピースはシリコン製で3サイズが付属。USER GUIDEにはイヤホンを扱う上での一般的な注意点が書かれています。
イヤホン本体はブラックの樹脂製。フェイスプレートとのつなぎ目がなんともチープな感じを演出しています。コネクタは0.78mm2pinタイプで、たぶんTFZタイプなのだと思います。
https://bisonicr.ldblog.jp/archives/55646484.htmlケーブルのことで迷ったり分からないことがあったら、いつでもbisonicrさんのサイトで勉強し直しています。
ノズルはゴールドの金属製。ノズル内部は非常に細かいメッシュで覆われています。
イヤホン裏面に2箇所のベント穴が開いています。
メーカー名とモデル名がイヤホン上部に印刷されているのは、中華イヤホンの定番デザインですね。
KBEARのロゴがプリントされた上に、更にクリアーコーティングされているようです。とにかくピカピカで光を反射しまくるので、余計なものが写り込まないよう気を遣いますｗ
付属ケーブルを見てみましょう。4芯純銅ケーブルとのことですが、中華イヤホンによくあるケーブルです。ジャック部分のL字型部分が金属なのでちょっぴり高級感がありますね。
イヤホンに接続するとこんな感じ。
では実際に聴いてみましょう。小生のベンチマークであるXのSilent Jealousyを聴いてみます。この曲を心地よく聴けるかが、小生なりにイヤホンを判断する基準なのです。DAPはHiby R3Proです。
中低音がやや大きく、高音は刺さりがなくおとなしい印象。いわゆる温かい系のサウンドを感じました。DD1発であらゆる周波数帯をカバーしていると思うと、かなり優秀な印象です。
ケーブルを変えてみました。Yinyooの16芯ミックスケーブルです。
小生所有のものは2.5mmバランスケーブルですが、付属のケーブルと条件を合わせるためにokcecの3.5mm変換プラグを使ってアンバランス接続しました。
ケーブルを変えたことの効果は一目瞭然！全音域にわたって圧力感が増したほか、渾然一体となっていた各パートが分離し見晴らしが良く情報量が多くなったことを感じます。しっかりとお値段以上なサウンドになりました。
2pinプラグを接続するとこんな感じの見た目になります。
クラシックを聴くのにもよさそう。
というか、どちらかといえば派手に聴かせる電子楽器系ではなくハードロックやジャズ、クラシックなどアコースティック系に合うイヤホンかも。
同じメーカーであるKBEAR S1との相性もバッチリ。両者とも0.78mm2pinなのでpin径的にも問題有りません。aptX HDに対応し16芯ケーブルに負けないサウンドを聴かせてくれます。
イヤーピースも結局ウレタンタイプに交換しました。ホールド感が上がり、音質も安定します。
https://hermitcrab.mixh.jp/?p=13262
同価格帯のイヤホンと比較してみました。左から、KZ ZSN Pro、KBEAR KS1、TRN ST1です。
他に比べてKBEAR KS1が特に装着しづらいということもなく、違和感なく装着できました。
ちなみにKBEARではすでにKS2というモデルを販売しています。こちらは1DD+1BAという構成で、しかも小生の好きなスケルトンタイプლ(´ڡ`ლ)
というわけで、KBEARの新製品KS1を試してみました。普通に良いイヤホンだと思いますが、できれば良いケーブルにリケーブルし、イヤホンのポテンシャルを最大限発揮させてリスニングを楽しみたいですね。
ケーブルも上を見るときりがないですが、交換ケーブルを持っていない方は安価な16芯ケーブルで良いので購入を強くおすすめします。上で紹介したケーブルがおすすめですが、高価と思われる方はAliexpressを漁ってみてください。小生はエージング不要派ですが、リケーブルによる音の変化は感じていますし、中華イヤホンをルックスも含めて楽しむサブアイテムとして重宝しています。