Shanling Q1とHiBy R3 ProのUIを比較してみた。

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Shanling Q1HiBy R3 Pro、2台の中華DAPが手元にありますので、UI(ユーザーインターフェイス)を比較してみます。え?音の比較をしろって?すみません、音のことはよく分かりません\(^o^)/いちおうカタログスペックですと、Q1のDACチップはES978P、R3 ProはDual CS43131となっています。

DAPに限らずあらゆる工業製品において、洗練されたUIにはメーカーの設計思想がにじみ出るものです。どこまでユーザーのことを考慮しているか、使いやすさ、見た目の美しさなど、ベクトルの異なる種々のパラメーターをまとめ、ひとつのUIを作り上げていく・・・宗教戦争に決着がつかないように、UIにもまた完全な回答など無く、そこには最適解があるだけ・・・

要するに、Shanling Q1とHiBy R3 Pro、どちらのUIが小生の好みか、という、思いきり自己中心的な観点で、両機のUIをいくつかチェックしてみます。画像撮影時の本体のファームウェアは、Q1はV1.4、R3 ProはV1.3です。

いちばん最初の写真は再生中の画面です。R3 Proの方がQ1より画面が大きいのにもかかわらず、文字もボタンも小さいですね。R3 Proの文字サイズは設定で多少調整できますけど、Q1には文字サイズの設定はありません。Q1は再生ボタンがアルバムアートのど真ん中に配置されています。

アルバムアートについて。R3 Proは最大サイズ1,024×1,024pixelで、それ以上のサイズの画像は表示されないようですが、Q1のサイズ制限は不明で、少なくとも1,500×1,500pixelの画像は、画面にフィットして(はみ出すことなく)表示されています。R3 Proは360×480pixel以下の小さな画像の場合でも画面いっぱいに拡大して表示されますが、Q1はそのような機能はなく、ある程度のサイズ以下だとこのように小さく(等倍で?)表示されます。

Q1は音楽ファイルにアルバムアートが付いていない場合でも、ファイルのあるフォルダに適当な名前で画像ファイルを入れておけばアルバムアートとして認識されます。R3 Proの場合は、ファイル名と同じ名前にしないとアルバムアートとして紐付けされません。例えば音楽ファイルがabcde.flacの場合は、アルバムアートのファイル名はabcde.jpgにする必要があります。ファイル管理系がざっくりでも問題ないのは間違いなくQ1です。

How to change the album cover on the R3/the R3 Pro?
Copy the cover image to the album folder, then rename the image with the same name as the album.** Format: PNG, JPG, BMP. Image resolution ratio recommended: 360*480. No more than 1024*1024.

https://store.hiby.com/pages/easy-faqs

曲選択画面。R3 Proの方が情報量が多く、かつ下にスクロールしていっても最上部に表示されているアルバムタイトル、アーティスト名は表示されたままです。一方Q1は、下にスクロールするとアルバムタイトルなどは上に隠れてしまいます。

画面上を下にスワイプするとクイックメニューが現れますが、R3 Proでは現在の画面の上1/3くらいに覆いかぶさるように表示されるのに対し、Q1では画面全部を専有します。

小生はカーオーディオ接続用にライン出力モードを多用します。このモードは、カーオーディオに有線接続する3.5mmステレオ出力の音量を、ワンタッチでラインレベルに調整してくれます。ヘッドホンレベルの出力はライン出力より小さいため、ラインレベルにするには音量MAXにする必要があるのですが、それがワンタッチでできるナイスな機能です。

両機とも、クイックメニューからライン出力モードアイコンをタップすることで設定できますが、R3 Proは3.5mmジャックを接続していないとライン出力モードに設定できず、またジャックを抜くとモードが解除されます。ライン出力モード(=音量MAX)時に誤ってヘッドホンを接続し耳を痛める危険を減らしてくれます。

システム設定画面の比較。Q1はやはり設定画面で画面が専有されてしまいますが、R3 Proは前画面が一部残っています。

技適表示は両機とも画面に表示させるタイプです。Q1の技適表示は日本語モードのときしか表示されません。技適は日本だけのガラパゴス規制ですが、日本国内で使用する場合はユーザーの言語設定を問わず必要です。逆にいうと、日本国外で使用するユーザーには無用の長物なのも事実。つまりQ1は、日本以外で使用するユーザーがメインターゲットということが暗に察せられます。

A-B間リピート機能は、R3 Proには無いかもしれません。Q1にはファームウェアバージョンアップで実装されました。

どうでしょうか?小生の印象ですが、Q1の画面情報の少なさに使いづらさを感じていたので、R3 Proの画面情報の多さはとてもありがたく、アイコンや文字がQ1に比べて小さいにも関わらず操作性はR3 Proの方が優れていると感じています。画面をスワイプしたときの反応もR3 Proの方が良いです。

Q1は文字が大きく操作しやすそうなのですけど、スワイプの反応が良くないことに加え、意外と操作が複雑ですw複雑というか、上記のとおり各画面が画面全体を専有してしまうので、情報量が少ないこともあいまって画面の配置や全体の構造がわかりづらく迷子になりがち。

また、いわゆる「戻る」機能が限定的なので、aというアーティストのbというアルバムの中のcという曲を選んで再生したとして、いったん上記の再生画面に遷移してしまうと、同じアーティストのdというアルバムのeという曲を選びたくなった時、「戻る」機能が効かないためアーティストから選び直さなければなりません。スワイプの反応が良くないこととの相乗効果で、これが結構ストレスなのです。

R3 Proは再生画面になっていても、左からスワイプで曲選択画面に「戻る」事ができ、さらに左スワイプでアルバム、アーティストと戻ることができます。右に「進む」左に「戻る」という基本操作で常に行き来できる感じ。R3 Proの方が画面情報が多いし操作が複雑かと思いきや、意外と単純というか簡単なルールを覚えるだけで操作ができる感じがするのです。

ここまで読んでいただいて分かるとおり、UIに関してはR3 Proに軍配を上げている小生です。ですが、出音で勝負というのもまた事実。さてこの先、どちらかを手放すことになるのでしょうか・・・

ともかく、2機種を所有しているからこそ比較が可能になったわけで、みなさんも迷ったら気になっているものを全部手に入れて比較してはどうでしょう。不要な方は売却し、買ったときと同じ値段がつかなくてもそれば勉強代と考えれば良いわけで。

勉強代といえば飯倉氏。ベストなホイールが欲しかったら3ペア買っちゃえ!

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Posted by Hermitcrab