料理

それは1年ほど前、2011年8月のこと。所用で1週間ほど広島に滞在していた小生は、そこで広島風つけ麺を知った。広島の夏は暑い。広島風つけ麺は、麺をラー油や唐辛子がたっぷり入った辛いつけだれでいただく。麺の上には茹でたキャベツがこれでもかというほど乗っている。カウンターにはゴマすり器?が置いてあり、ゴマを好きなだけすってたれに入れる。すると、ゴマのよい香りがするのと同時に、ゴマにつけだれの辛味が移ってさらに辛くなる。麺もたれも冷たいのだが、口の中は爆発しそうに暑い。

しかしこれが、暑い季節にはたまらなく気持ちいい。どんどん出てくる汗が、体から熱を奪っていく。インドで熱々のチャイを飲むようなもので、自然と体が冷えていく。この快感を覚えた小生は、滞在中に数回通い、あまつさえ広島空港でも空港内にあった辛部というつけ麺店に入る始末。なんだか、味覚まで変わった気がして、それまであまり辛くして食べなかった札幌のスープカレーも、辛味を増やして食べるようになった。

ただ・・・札幌では食べられないんですよ。札幌のつけ麺は味噌や魚介ベースのたればかりで、広島風のはどこにもない。

なつかしい・・・あの味を・・・もう一度・・・

こうなったら、家で作るしかない!!!

料理

ヴィシソワーズ – Wikipedia

どこかのレストランで出てきた冷たいジャガイモのスープ。見た目はなんとなくおろした長いもにも見えたが、食べてみるとジャガイモの良い香りが。そしてそこはかとなく鼻腔をくすぐるたまねぎの香り。舌の上をスッと滑っていくのは生クリームのなめらかさか。そしてコンソメ風の香りが食欲をそそる。

だいたい、レストランのスープって平たいお皿にわずかに乗っているだけか、小さなマグカップに注がれているだけで食べた気がしない。まあスープってのはその後どんどん食事を取るための箸休めみたいなものだからそれでいいんだけど、でも、おいしいスープだったら、チコの実を初めて食べたアスベルよろしく「長靴いっぱい食べたいよ!」って思うこともあるわけ。

でもレストランじゃ、普通は長靴いっぱい食べさせてくれない。

したら自分で作るか!

レシピを調べようにも、まず料理の名前が分からないので「冷たいジャガイモのスープ」でgoogle検索。ふむふむ、ビシソワーズというハイカラな名前の料理らしい。そしてレシピ検索はいつもお世話になっているcookpadで。